この記事では、「集団討論」と「グループディスカッション」の違いを分かりやすく説明していきます。
「集団討論」とは?
複数人が集まって、ある事柄について意見を述べてたたかわせることです。
一対一で行われることはなく、2人以上が集まって行われることが一般的です。
話し合われる事柄はさまざまで、この言葉には何を話し合うのかの意味は含まれていません。
これは、企業の採用試験の際に行われることがあります。
採用試験で行われる目的は、就職希望者がどういった振る舞いをするのか、どういった考えを持っているのかなどを見ることです。
この場合、時事問題が題材として取り上げられることが多くあります。
意見をたたかわせるといいっても、勝ち負けを決めるものではありません。
喧嘩のように言葉を発するのではなく、ひとりひとりに考える時間が割り当てられ、ひとりひとりが意見を出せるように配慮されます。
「集団討論」の使い方
複数人で意見を述べて、意見をたたかわせることを指して使用する言葉です。
一対一の話し合いには使用しません。
「グループディスカッション」とは?
複数人が集まって意見を述べることです。
一対一で行われるものではなく、2人以上で行われます。
あまりにも人数が多いと全員が意見を出すことが難しいので、20人以上で行うことはまれです。
これは、企業の採用試験の際に行われることがあります。
話し合われる事柄はさまざまで、旅行関係の企業だと泊まってみたいホテルについて、ソフトウエア業界の場合はAIの将来についてなどのテーマが取り上げられることがあります。
時事問題もよく取り上げられます。
喧嘩のように言葉を発するのではなく、司会者やタイムキーパーがおり、できるだけ全員が発言できるように配慮されます。
企業側はこれを行って、就職希望者の積極性、協調性、コミュニケーション能力などを見ます。
「グループディスカッション」の使い方
複数人で意見を述べ合うことを指して使用をします。
一対一で話し合うことには使用しません。
「集団討論」と「グループディスカッション」の違い
どちらも同じものです。
企業の採用試験で行われるものについては、企業によって呼び方が異なります。
しかし、行っていることは同じで、複数人が集まって、ある事柄について意見を述べ合います。
「集団討論」の例文
・『集団討論に参加する』
・『集団討論を行った』
・『集団討論を難しいと感じた』
・『集団討論の所要時間は30分です』
「グループディスカッション」の例文
・『グループディスカッションの説明を受ける』
・『5人でグループディスカッションを行う』
・『グループディスカッションで意見をあまりいえなかった』
・『グループディスカッションで知り合った人』
まとめ
名称は異なりますが、2つの言葉が指すものは同じです。
複数人が集まって、ある事柄について意見を述べ合います。