この記事では、「修業」と「修行」の違いを分かりやすく説明していきます。
「修業」とは?
この言葉には2通りの読み方があります。
「しゅうぎょう」と読んだ場合は、その分野で定められている課程や期間を済ますことという意味があります。
日本の一般的な高校は3年間学びます。
そして、学ぶ教科が決められています。
ある分野について課程が定められているのです。
高校で3年間学ぶことで、すべての課程を終えることができます。
「しゅぎょう」と読んだ場合は、学問や技芸などを習って身につけるという意味になります。
「花嫁修業」というものがあります。
かつては、男性が外で仕事をし、女性は家事などをして家庭を守ることがあたりまえだと考えられていました。
家事ができることは、「よい妻になれる」とアピールすることになります。
そこで、結婚前の女性は家事を習い身につけるのです。
また、華道や茶道を習う人もいます。
洗濯、料理、裁縫、華道、茶道などを自ら身につけます。
「修業」の使い方
定められた課程や期限を済ませるという意味では、学校で使われることが多いです。
保育園には定められた課程がないので、この言葉は使用しません。
何かを自分のものとすることについては、勉強でも、家事や料理などの技術でも、弓道などについても使用されます。
「修行」とは?
3つの意味があります。
1つめは、悟りを目指して仏の教えを身を持って実践することです。
宗派によってどのようなことを行うのか異なります。
「修行」と呼ばれるものには、座禅、瞑想、千日回峰行、作務、十二年籠山行などがあります。
2つめは、僧侶が鉢を持って食物や金銭を受けて回ること、巡礼することです。
3つめは、ある事柄を習って自分のものとするです。
菓子の製造技術を身につけることで考えてみます。
菓子の製造は簡単ではありません。
その日の天候によって使用する小麦粉の量を微妙に変える、形を崩すことなくスポンジを焼きあげるためにオーブンの温度を調製するなど、知識だけではできないことがあります。
何度も練習をしたり、師に教えを受けたりすることで、やがてそれらが自分のものになります。
誰かに代わりにやってもらうのではなく、自分で行うことで身につきます。
「修行」の使い方
仏教の悟りを開くための行いや、何らかの物事を身につけることを指して使用します。
「修業」と「修行」の違い
何らかの事柄を自分のものにするという意味が同じです。
後者の言葉には悟りを開くための行いの意味もあります。
「修業」の例文
・『修業する者を募集しています』
・『修業が足りないといわれてしまった』
・『修業先を探す』
・『これから修業にでます』
「修行」の例文
・『まだまだ修行が足りない』
・『修行を積む』
・『修行に入ってまだ2年』
・『いくつもの寺で修行をする』
まとめ
2つの言葉には同じ意味の部分があります。
また、一方の言葉には悟りを開くための行いの意味もあります。