ここでは「申請」と「請求」の違いについて、詳しく説明していきます。
「申請」の意味や使い方
「申請」とは、何かを願い出ることです。
それによって、希望していることが通る、許可がもらえるといったことが目的となり、それらの為に行うものです。
主に官庁や役所などの機関に対してのそのような願い出に使われる言葉で、「パスポートの申請を行ってきた」といったように用いられます。
ですが、一般の企業で「先月の交通費の申請を忘れていた」などとも使うことができ、公的な意味合いが絡まないと使えない訳ではありません。
そして、これを行った場合には、何かしらの返答があると考えていいでしょう。
申請した内容が通らなかった場合でも、却下されたといったようなそれがあることがほとんどです。
「請求」の意味や使い方
「請求」は、権利として求めることに使う言葉になります。
必ずしも正当なものとは限りませんが、多くはきちんとしたその権利があって行われます。
例えば、「返し忘れていたDVDの延滞料を請求されてしまった」のような使われ方になりますが、この場合も延滞料という存在は、「請求」と使える正当な理由だと言うことができます。
よって、この「請求」した内容は、まず通りそうなものですが、必ずしもそうだとは限りません。
いくら正当な権利として求めたとしても、相手にしてもらえなかったり、相手にその余力がないといったような理由から、請求通りに受け取ることができない場合もあります。
「申請」と「請求」の違い
「申請」は、願い出るという行為に過ぎないので、その希望通りになるとは限らず、内容によってはまず無理だという場合も少なくありません。
「請求」となると、正当な権利として行われることがほとんどなので、相手側の事情もあるかも知れませんが、その通りに通ることが多いと考えていいでしょう。
「申請」を使った例文と意味を解釈
「申請」を使った例文と、その意味の解釈になります。
普通に通る場合もあれば、とても無理だと通らないことあるのがこの「申請」です。
「何度申請しても通らないと言っていた」
同じ内容で何度も申請することで、その熱意などからそのうち通るということも珍しくありません。
しかし、内容や相手にもよりけりだと考えておきましょう。
「請求」を使った例文と意味を解釈
こちらは「請求」を使った例文と、その意味の解釈になります。
その内容を記載した「請求書」という使われ方も多い言葉です。
「キャッシュレス決済の請求書が届いたが、その金額に驚いてしまった」
後払いだと思うと、それほど金額を考えなかったり、つい余計なものまで買ってしまうことがあるものです。
ポイントなどが貯まるというメリットこそありますが、後でまとめて請求される金額に対してこの例文のように驚かないように、適切な利用を心掛けましょう。
まとめ
「申請」と「請求」の違いは、以上の通りです。
「申請」は「申し込み」と似ていますが、そちらは何かに参加したいという意味が強く、「申請」のような希望を通したいという意味ではあまり用いられないという違いがあります。
