「子守」と「子育て」の違いとは?分かりやすく解釈

「子守」と「子育て」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「子守」「子育て」の違いを分かりやすく説明していきます。

「子守」とは?

「子守」とは?

子どもの面倒を見ること、またその人です。

この言葉が意味する子どもとは、何歳なのか定義はありません。

一般的には、世話を必要とする年齢の子どもを指します。

親からすれば、5歳の人も、30歳の人も、自分が産んだ子なら子どもです。

しかし、30歳の人の面倒を見ることは、この言葉が意味するものではありません。

この言葉には、具体的にどういったことをするのかの意味は含まれていませんが、たとえば次のようなものがあります。

おむつがとれていない子どもなら、おむつを取り替えることをします。

小さい子は自分で食事の準備ができないので、食事の用意をします。

自分で食べられない場合は手伝いをします。

何もせずにいると退屈なので、絵本を読む、一緒に遊ぶ、テレビを見るなどもすることもあります。

こういった事柄を指している言葉です。

「子守」の使い方

子どもの面倒をみることや、それをする人を指して使用します。

何歳という定義はありませんが、世話をする必要がある年齢の人をみる場合をいいます。

「子育て」とは?

「子育て」とは?

子どもを育てることです。

育てるとは、衣食住の面倒をみて成長させることです。

この言葉が意味する子どもとは、何歳だという定義はありません。

一般的には、衣食住の面倒を自分ではみることができない年齢のものを指します。

親からすると自分が産んだこなら30歳の人も子どもです。

そして、一緒に暮らしているなら食事や住む場所の世話をすることでしょう。

しかし、成人を迎えた人に対して衣食住の世話をすることは、この言葉が意味するものではありません。

具体的にどのようなことをするのかも、この言葉の意味には含まれていません。

生まれたばかりの子なら、ミルクを与える、おむつをかえる、寝かしつけるなどをします。

もう少し大きくなったら、着替えの手伝いをする、一緒に遊ぶなどをします。

こういった事柄を意味しています。

「子育て」の使い方

子どもを育てるという意味で使用をします。

家庭で行われるものを指していて、施設で行われるものではありません。

「子守」と「子育て」の違い

「子守」と「子育て」の違い

2つの言葉は子どもに関するものです。

「子守」は世話をすることで、育てるという意味は含まれていません。

また、面倒を見るのが一時的である場合を含みます。

「子育て」は養い育てることです。

家庭で行われるもので、これは数時間、数日など一時的なものではありません。

「子守」の例文

「子守」の例文

・『知人に子守を頼む』
・『子守を雇う』
・『お父さんが子守をしてくれている』
・『子守をしてくれる人を探している』

「子育て」の例文

「子育て」の例文

・『夫婦が協力して子育てをする』
・『子育てに疲れた』
・『子育てで忙しい』
・『ようやく子育てから解放された』

まとめ

まとめ

2つの言葉は子どもに関係するものですが、一方は世話をすること、もう一方は養い育てることで、ニュアンスが異なります。