皆さんな「持参」と「携行」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「持参」と「携行」の違いを分かりやすく説明していきます。
「持参」とは?
「持参」は「じさん」という読み方になります。
この「持参」には「金品などを持って行くこと」、「持って来ること」という意味があるのですが、「持参金(じさんきん)」を略した言葉としても使われることがあります。
「携行」とは?
「携行」は「けいこう」という読み方になります。
この「携行」は「携えて行くこと」、あるいは「持って行くこと」「身につけて行くこと」などのことを指している言葉です。
「持参」と「携行」の違い
ここで「持参」と「携行」の違いを考えて見ましょう。
どのような違いがあるのでしょうか? 「携帯」「携行」ともに「身につけて持っていること」、あるいは「持って行くこと」という意味を指している言葉です。
このことから大きな違いがないのですが、「携行」は文章語的な位置付けになっている言葉であり、一方の「持参」は「何かをどこかへ持って行くこと」や「持って来ること」と日常的な言葉の中で使うことが多い言葉といいかもしれません。
「持参」の例文
では、ここで「持参」の例文を考えてみることにしましょう。
どのような文章があるでしょうか? ・『今回の研修では会社から支給されるものがありませんので、各自必要なものを持参してください。特に昼食でも食事を提供できるお店なコーナーがないので、ご自分で用意してください、そうしないと困ることになりますから』
・『持参したものを全て見せなさい。学校にはスマホやゲーム機を持って来ることが禁止されていることを知っているはずだよな。本来なら没収するところなんだが、今回は大目に見てやる。授業が終わるまで一時的に預かるだけにする。後で返してやるが、次に持参してきたなら、完全に没収となるから覚悟しておけ』
「携行」の例文
次に「携行」の例文を考えて見ましょう。
この言葉の文章としては以下のようなものが挙げられます。
・『携行食糧品のレパートリーがかなりあるので、来週のハイキングの時は自分にマッチしたものを持って来てください。あまり多く持っていると歩くことが大変になるので、適度の量になるように調節しることを心がけてください。今回のルートはかなり厳しいそうになりますので』
・『あなたが携行しているものは軽犯罪に当たるものです。キャンプ用で使うナイフであっても必要のない時に携行していると、罰せられるのでここで没収させて頂きます。今後は重々ご注意ください』
まとめ
ここまで「持参」と「携行」の位置や違いを見てきました。
普段の会話の中で使われる言葉の1つですが、この記事で見るように違いを理解して正しく使い分けできるようにしておきましょう。
意味の違いを正確に理解するような機会はそんなに多くないので、これを契機にしてください。