「新入社員」と「新人社員」の違いとは?分かりやすく解釈

「新入社員」と「新人社員」の違いビジネス・就職・転職

「新入社員」「新人社員」は同じような意味で使われるよく似た言葉ですが具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「新入社員」「新人社員」の違いについて解説します。

「新入社員」とは?

「新入社員」とは?

「新入社員」とは、「会社に入社したばかりの新しい社員」を指す言葉です。

「新入社員」が意味するのは「入社してから間もないこと」です。

基準となるのは会社に入社してからの期間なのでそれまでの経験や前歴などにかかわらず「採用されたばかりで入社してから年月が経過していない社員」「新入社員」と表現します。

会社に入社する方法としては「新卒採用」「中途採用」のふたつがあります。

学校を卒業して会社に採用される新卒採用も別の会社からの転職で採用する中途採用もその会社に新しく入社するという点は同じなのでどちらも「新入社員」問い表現が用いられます。

採用からどの程度の期間まで「新入社員」という表現が使われるのか明確な基準はありませんが、一般的には「次に入社してくるものが表れるまで」「新入社員」の期間となります。

新卒採用なら次の新卒が入社するまでの1年間、中途採用の場合は次の採用がいつになるかわかりませんが新しく入社した人が表れた段階で「新入社員」ではなくなります。

「新入社員」の使い方

・『今年の新入社員は期待できると評判だ』
・『新入社員相手に研修を行う』
・『先輩として新入社員を育てる』
・『簡単な業務は新入社員にまかせることに仕様』

「新人社員」とは?

「新人社員」とは?

「新人社員」とは、「経験がない社員」を指す言葉です。

「新人社員」「社会経験を持たない学校を出たばかりの新しい社員」もうひとつは「会社や職場に新しく配属された社員」という意味で使われます。

学校を卒業してすぐに採用される新卒採用で入社した社員には社会に出た経験がありません。

アルバイトなどで体験したことはあったとしても一人前の人間として責任をもって活動した経験がないまま会社に入った人が「新人社員」であり、人材としてまっさらな状態の人に対して用いられる言葉です。

「新人社員」と呼ばれる期間についても明確な定義はありませんが、一般的には人前に出しても恥ずかしくない程度の社会人としての常識が身についたところで「新人社員」からの卒業になります。

「新人社員」の使い方

・『泊まりがけで新人社員研修が行われた』
・『新人社員にまかせるには荷が重すぎるのではないだろうか』
・『新人社員の頑張りにより契約成立となった』
・『新人社員ならある程度のミスも仕方がないが、今後は注意して欲しい』

「新入社員」と「新人社員」の違い

「新入社員」と「新人社員」の違い

「新入社員」「新人社員」の違いは「基準」です。

「新入社員」という言葉は入社してからの期間を基準にした表現です。

入社したばかりの新しい人を指す言葉なので新卒採用と中途採用のどちらに対しても使われます。

「新人社員」とは社会にとって新しい人を指す言葉であり基準となるのは「社会経験」です。

まとめ

まとめ

「新入社員」「新人社員」はどちらも同じような意味の言葉であまり厳密に使い分けされることもありませんが、本来は別々の意味を持つ表現です。

混同しないよう正しい意味を知っておきましょう。