「リコール」と「リメンバー」の違いとは?分かりやすく解釈

「リコール」と「リメンバー」の違い言葉・カタカナ語・言語

物事や出来事を思い出す時に使う言葉には「リコール」「リメンバー」があります。

この記事では、「リコール」「リメンバー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「リコール」とは?

「リコール」とは?

「リコール」とは英語で“recall”であり、これは過去の物事や出来事を思い出す時に使う言葉です。

既に起こった物事や出来事を再び呼び出すという意味合いが強く、これはこれから起こる物事や出来事に対しては使うことはできません。

「リコール」は単純に過去の物事や出来事を取り戻すという意味以外にも、特定の商品が故障した際に企業がそれを回収するという意味も存在します。

また「リコール」には特定の人物や役職を解任させるという意味もあり、こちらは地方公共団体の「リコール」が有名です。

「リコール」は再び呼び戻すという意味があり、これはセーリングのフライングを示す際に使われます。

「リコール」を使った映画のタイトルとしては「トータルリコール」が有名であり、こちらも過去の記憶にまつわる話なのでこの言葉が使われています。

「リメンバー」とは?

「リメンバー」とは?

「リメンバー」とは英語で“remember”であり、こちらも過去の物事や出来事を思い出す時に使う言葉です。

「リメンバー」は覚えておく、記憶するという意味もあり、こちらの場合には現在や未来に起こる物事や出来事に対して使うことが可能です。

これから起こる出来事や約束をしっかりと覚えておくという意味で使われる英語であり、“remember to”でこれから起こることや約束事を忘れずにするという意味になります。

「リメンバー」は過去に自分がやっていない物事や出来事に対しても使うことが可能であり、これは実際にやることを忘れていたという意味で使われます。

「リコール」と「リメンバー」の違い

「リコール」と「リメンバー」の違い

「リコール」は実際に過去に起きた物事や出来事を思い出す時に使う言葉であり、実際にやっていない過去の行動や現在・未来の行動に対して使うことは不可能です。

「リメンバー」は過去の物事や出来事を思い出すという意味が共通していますが、それ以外にも特定の予定や約束事を覚えておくという意味があります。

慣用句としては“remember to”として使われることが有名であり、これからやることを覚えておくという意味になります。

「リコール」の例文

「リコール」の例文

・『商品のリコールのお知らせが出たので、回収してもらうことに決めた』
・『その地方自治体のリコールに関して議論が沸き上がっています』

「リメンバー」の例文

「リメンバー」の例文

・『リメンバーミーというタイトルを思いついたが、ありきたりだと思う』
・『リメンバーパールハーバーという言葉の重みについて考える』

まとめ

まとめ

「リコール」「リメンバー」はそれぞれ思い出すという意味がありますが、実際に起きた物事や出来事に対してのみ「リコール」は使います。

「リメンバー」は過去を思い出す時からこれからやる事を覚えておくという意味や忘れないという意味で使うので、様々な場面で使う英語です。