この記事では、「アセクシャル」と「アロマンティック」の違いや意味、例文を分かりやすく説明していきます。
「アセクシャル」とは?
まったく他者を見ても性的欲求がわかないことを「アセクシャル」と言い、性欲を持つことがない人のことを指します。
普通であれば魅力的な外見の異性を見たときは心がときめき、性的な関係を持ちたいと思いますが、そのような胸の高鳴りもなく「キスしたい」「エッチがしたい」という感情にならないセクシュアリティのことを指します。
意識的には恋愛せず、人から愛される、愛したいと思う意識が欠損している人が多く、女性ならばベッドの上で抱かれたいと思えない、男性なら抱きたいと思わないのが「アセクシャル」です。
このような人は性的な欲求が強く出ないためいくら誘われても乗り気ではなく、性的な興奮がわかないため、エッチするために行動することがほとんどありません。
「アロマンティック」とは?
恋愛感情をまったく抱くことがなく、付き合いたいと思わない人を「アロマンテック」と言います。
素敵な人がいれば「恋愛したい」と普通ならば思いますが、いくら好みの人を前にしても恋愛感情がわくことがなく、誘われても断ってしまうのです。
デートする機会があったとしても進んで相手と会話することがないので、すぐに飽きられてしまい、付き合うことなく終わってしまうのも「アロマンティック」に見られるところです。
このような人は異性と楽しく恋愛して結婚し、子供が欲しいとも思えないので人を愛するために能力と時間を作ること自体が面倒と考えてしまいます。
「アセクシャル」と「アロマンティック」の違い
「アセクシャル」と「アロマンティック」の違いを、分かりやすく解説します。
いくらタイプの人に出会ったとしても性的な関係になりたいと思わないのが「アセクシャル」であり、たとえ抱かれたとしても好きになることもなく、面白いとさえ感じません。
一方の「アロマンティック」は恋愛感情がわかず、惚れたり、異性を愛したいとも思えないという違いがあります。
「アセクシャル」の例文
・『告白されたとしても、デートがうまくいかないため別れてしまうのがアセクシャルだ』
・『恋愛はできなくても結婚願望はあるのがアセクシャルに見られる感情だ』
好みの人から告白されても、デートがうまくいかず結局は付き合いが続かず、自然消滅してしまうのが「アセクシャル」で、結婚したいという気持ちはあり、できればすぐにでも所帯を持ちたいと思いますが、うまくやっていけるか考えてしまうため、なかなか恋愛ができないわけです。
「アロマンティック」の例文
・『アロマンティックになってしまう原因には面倒だと感じてしまうからだ』
・『自己肯定感の低さがアロマンティックになる原因となってしまう』
人に恋愛感情が持てない原因には「どうせ付き合ってもすぐに別れてしまうだろう」「これから何年も付き合うのは面倒だ」と感じてしまう人に多いのです。
それに、今の自分を認められず、尊重できない人に「アロマンティック」が出る傾向があり、恋愛感情が冷めやすく、熱くなれないためしっかり付き合えないことが恋愛を遠ざけてしまうことになります。
まとめ
どちらも人が持つ感情を表す言葉であり、海外では多くの人に浸透しています。
「アセクシャル」は魅力的な異性であっても性欲がわかず、エッチしたいと思えないことを表し、「アロマンティック」は好みの人に出会ったとしても、恋愛したいという感情がわかないと覚えておくといいでしょう。