この記事では、「アセクシャル」と「ノンセクシャル」の意味や使い方、違いを分かりやすく説明していきます。
「アセクシャル」とは?
性的感情がわかないのが「アセクシャル」であり、恋愛したとしてもそこまでで、異性とエッチがしたいと思わない人のことを指します。
日本では無性愛者とも言われていますが、世界では「アセクシャル」を対象とした交流会を恋愛感情があったとしても男女の関係になりたいと思えず、付き合っても会話だけで終わったり、手を繋いで歩くだけという関係で終わってしまうのです。
このような人は性行為自体に興味がないため、どのようにしたら異性を楽しませられるのか分からず、いざそのような関係になったときもキスの仕方が分からないは、服の脱がせ方さえも知らないという人もいます。
裸になって抱いたとしても、その後のどこをどうすれば気持ち良くなるかさえも知らない「アセクシャル」は、性の話すらうまくできない人も多いのです。
「ノンセクシャル」とは?
恋愛したら必ず性的な関係を結ばなければならないという固定観念がない人のことを「ノンセクシャル」と呼びます。
恋愛したいという感情はあっても、あえてエッチして性的な関係にならなくてもいいだろうと考える人のことを指す言葉です。
このような人は異性と性行為したり、性的な対象に見られることに抵抗がありますが、愛しているという感情は他の人と同じです。
付き合っているから性的な関係にならなければいけないという気持ちはなく、会話だけ、一緒にいるだけで恋愛感情はしっかり満たされます。
食事したり、嬉しいという気持ちを共有するだけでも愛情を確かめ合うことになるわけで、エッチができないから別れるということはありません。
とにかく「したくない」と思う気持ちが強いのが「ノンセクシャル」なのです。
「アセクシャル」と「ノンセクシャル」の違い
「アセクシャル」と「ノンセクシャル」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも性的な欲求がなく、恋愛したとしても相手に「エッチを求めることはまずない」のが共通点です。
しかし、異性とエッチがしたいとは思わず、性行為自体に興味がないのが「アセクシャル」であり、性的なことで相手と楽しむことは考えません。
一方の「ノンセクシャル」な人は付き合っても恋愛を楽しんだとしても「性行為はしたくない」と思う気持ちが強いという違いがあります。
「アセクシャル」の例文
・『性的な興奮すらないアセクシャルな人は恋愛話に共感できない人もいる』
・『恋愛はしたいが、アセクシャルのために付き合うことが怖くなる人がいる』
性的な興奮を感じない「アセクシャル」は、周囲が恋愛の話で盛り上がっていても経験がないので会話に入れないでいますが、まったく人を愛せないというわけではありません。
そんな「アセクシャル」な人は恋愛がしてみたいと思う人もいますが、エッチの経験がないため臆病になっている人も多いのです。
「ノンセクシャル」の例文
・『過去に性行為したときの苦いトラウマからノンセクシャルになってしまう』
・『恋愛感情は大事にしても、性的な興奮はいらないので、相手と強いつながりがもてるのがノンセクシャルのいいところだ』
いざ性行為におよんだとき、まったく楽しいと思えなかった人はその次に付き合ったとき必ずエッチしなければいけないという固定観念を捨てて、異性と付き合うようになります。
そんな「ノンセクシャル」な人は性的な関係になる前までは相手といい雰囲気だったのに、性行為したら熱が冷めてしまったという経験がある人は性的なことよりもお互いのつながりを重んじて付き合うため、より長く付き合えるのが魅力的です。
まとめ
どちらも性的な関係になるのを避けたいと思う人の心理を表せる言葉でありますが、「アセクシャル」は性的なこと自体に興味が持てない人が多く、「ノンセクシャル」はエッチしなくていいと最初から受け入れない気持ちでいる人に使われている言葉です。