「思いがけない」と「思いもよらない」の違いとは?分かりやすく解釈

「思いがけない」と「思いもよらない」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「思いがけない」「思いもよらない」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「思いがけない」とは?

「思いがけない」とは?

「思いがけない」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「思いがけない」「おもいがけない」と読みます。

「思いがけない」は、「意外である。

思ってもみないこと」
という意味があります。

意外な出来事が起こった時に、「思いがけない」という言葉を使うことができます。

例えば、初恋の異性が、不意に家を訪ねてきたとき、意外だと感じるかもしれません。

このような場面は「初恋の人が家を訪ねるという、思いがけない出来事が起きた」などと言うことができます。

また、すでに春になっているのに、雪が降った場合は、意外な出来事ではないでしょうか。

このような時、「思いがけないことに、春に雪が降った」などと言うことができます。

他にも、予想しているのと違った展開になった場合は、「思いがけない展開になる」と言うことができます。

「思いもよらない」とは?

「思いもよらない」とは?

「思いもよらない」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「思いもよらない」「おもいもよらない」と読みます。

「思いもよらない」は、「思いつきもしない。

全く予想しない」
という意味があります。

それまで、思いつきもしなかった出来事が起こる時、「思いもよらない」という言葉を使うことができます。

例えば、宝くじを購入したとき、一億円以上が当選した場合、全く予想していないかもしれません。

このような場面では、「思いもよらないことに、宝くじで1億円当選した」などと言うことができます。

また、片思いの異性から、告白された場合、思いつきもしないような展開だと感じるかもしれません。

この場合は、「思いもよらないことに、片思いの異性から、逆に告白された」などという文章にすることができます。

「思いがけない」と「思いもよらない」の違い

「思いがけない」と「思いもよらない」の違い

「思いがけない」「思いもよらない」の違いを、分かりやすく解説します。

「思いがけない」は、「意外である。

思ってもみないこと」
という意味があります。

一方「思いもよらない」は、「思いつきもしない。

全く予想しない」
という意味があります。

どちらの言葉も、「思ってもみない」という意味があり、同義語と考えることができます。

そのため、意外な出来事が起こった場面では、「思いがけない」「思いもよらない」という、どちらの言葉を使っても間違いではないはずです。

「思いがけない幸福」と、「思いもよらない幸福」は、どちらも予想しなかったような幸福を手に入れるという意味があります。

強いて言えば、「思いがけない」「人」に対応し、「思いもよらない」「物」に対応するという違いがありますが、現在は厳密には区別されていないため、気にする必要はないでしょう。

まとめ

まとめ

「思いがけない」「思いもよらない」の違いについて見てきました。

「思いがけない」「思いもよらない」は同じ意味がある、同義語であることが分かりました。

意外な出来事が起こった時、「思いがけない」「思いもよらない」という言葉を使ってみましょう。