この記事では、「アノード」と「カソード」の違いを分かりやすく説明していきます。
LEDの差をチェックしていきましょう。
「アノード」とは?
アノードとは、電極のひとつ。
LEDの極性になっていて、おもにプラス側の陽極をアノードと呼んでいます。
LEDの電極の先から出ている場合は、長い方をアノード端子といっています。
またアノードは、物質を酸化させる働きももっています。
そのためアノード反応というと、酸化がすすむ反応のこと。
また金属を錆びさせ、電気の通りを良くして、放電させることもあります。
また通常電流は、アノードからカソードに向かって流れています。
そのため電流の出発地点と、ゴール地点にあたるのがカノード。
色々な電化製品やLED電球にとって、なくてはならない端子です。
「カソード」とは?
カソードも電極のひとつです。
LEDの極性で、こちらはマイナス側の陰極をカソードといいます。
LEDの電極から出ているとき、短い方をカソード端子といいます。
カソードはアノードでおこなわれた力を、消費する働きを持っています。
アノードによって過剰に生まれた電子を、ひとつずつ消していくのがカノードの役割になります。
カソードでは内側から、外部に対して電流が流れていく所作をあらわします。
そのため金属の性質を元に戻すとき、還元と呼ばれる科学反応をおこなうとき、カソードが大活躍します。
ちなみにカソードは電子部品で「K」とあらわされています。
「アノード」と「カソード」の違い
どちらもLEDを光らせるとき、大切な端子です。
「アノード」と「カソード」の違いを、分かりやすく解説します。
・プラスはアノード、マイナスはカソード
通常ではアノードからカソードに対して、電流が流れていきます。
これはダイオードの特性をうまく利用したものです。
そのため電子回路を組み立てるときには、陽極にアノードを。
陰極にカソードをつないでいきます。
ここに一定の電圧をかけると、陽極から陰極に電気がスムーズに流れるようになります。
このようにプラスのアノードから、マイナスのカノードに向かって電気が流れる様子を、順方向特性といっています。
また順方向特性の反対語として、逆方向特性があります。
逆方向特性の場合は、電流はほとんど流れません。
ためしにさらに電圧をかけていくと、やがて電子回路そのものがダメージを受けて壊れてしまうことがあります。
このような反応が出てしまうのは、電流はアノードから流れて、カソードに進むと決まっているからです。
まとめ
「アノード」と「カソード」の違いを分かりやすくお伝えしました。
それぞれ電流の働きについて書かれたものです。
アノードとは、おもに陽極の働きをもつ端子のこと。
外部から電流がここに流れて、ここから外に流れていきます。
また電子回路の中では、アノードからカノードに電流が流れていきます。
反対に端子をつないだり、無理に電圧を流したりすると、電気がうまく流れないことがあります。
電気の仕組みをうまく見ていきましょう。