みなさんは「王室」と「皇室」がどのようなものなのかを正しく理解されているのでしょうか?
そこでこの記事では、「王室」と「皇室」の違いを分かりやすく説明していきます。
「王室」とは?
「王室」は「おうしつ」という読み方になります。
この「王室」とは「国王の一家」や「その一族のこと」を指しており、「一国の国王・君主と王族の総称のこと」を意味しているのです。
「皇室」とは?
「皇室」は「こうしつ」という読み方になります。
この「皇室」とは、「天皇を中心とする1つの家のこと」を意味しています。
現代の日本では「皇室」は「天皇と皇族」から構成されているのですが、皇族には天皇が含まれていない点も理解しておかなければなりません。
「王室」と「皇室」の違い
では、ここで「王室」と「皇室」の違いを見て行きましょう。
どのような相違点があるのでしょうか?「皇室」は。
日本人の血のルーツと言っても過言ではありません。
古来から血統を守ってきた家系であり、いわば純粋な日本人と言ってもいいでしょう。
一方の「王室」は「国王とその家族である王族のこと」の総称で使われている言葉です。
「皇室」は「天皇やその家族である皇族のこと」をまとめて呼ぶときに使われており、中心となる人物が「国王」なのか「天皇」であるかで違ってくるわけです。
イギリスの場合は、国王・女王が君主となります。
そのためにそのファミリー(一族)を含めた総称が「王室」となり、イギリスの王室であることを示すときには「イギリス王室」と呼ぶことになるのです。
ヨーロッパでは王室がある国として、イギリスの他にオランダ・スペイン・ベルギー・スウェーデンなどがあります。
日本の皇室では、「皇室」天皇・皇后・皇太后・太皇太后・皇太子・皇太子妃・親王・親王妃・天皇のひ孫)・王妃・内親王が含まれます。
「王室」の例文
ここで「王室」の例文を見て行くことにいたしましょう。
この言葉の使い方としては、以下のようなものが挙げられます。
・『王室の代表的なものとしては、イギリス王室を思い浮かべる人が少なくないでしょう』
・『アジアにも王室があるのですが、マレーシアやタイ・ブータンもそうだ』
「王室」と言うと、どうしてもヨーロッパをイメージする人が多いでしょうが、アジアにも「王室」のある国が少なくありません。
「皇室」の例文
続いて「皇室」の例文を見て行くことにいたしましょう。
・『皇室の方々は本当に高貴を感じさせる人たちばかりで、やはり日本の心と言っていいだろう』
・『皇室の人たちは様々な社会活動をされているが、とても大変に感じてしまうことがある』
「皇室」も令和に時代になってから、その価値観や注目度が大きく変わってきたような感じがします。
まとめ
ここまで「王室」と「皇室」の意味と違いを説明してきました。
私たち日本人はやはり「皇室」の方々の動向にいつも注目していますが、これをきっかけに「皇室」の歴史を知ることも勉強になります。