「着実」と「堅実」の違いとは?分かりやすく解釈

「着実」と「堅実」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「着実」「堅実」の違いを分かりやすく説明していきます。

「着実」とは?

「着実」とは?

「着実」は、着地地点を探して一歩ずつ進むことです。

なお、「着実」は、絶対条件において後ろに下がることはありません。

よって何か根拠があり、前向きに前進している場合にしか、「着実」という言葉は使用できず、後ろに後退した場合、それは「不着実」という言葉になり、絶対に前に進むことを示しません。

「堅実」とは?

「堅実」とは?

「堅実」は、引き締まって確実性があることで危ない要素がありません。

守りの姿勢にありながら確実に物事を進めていくのが「堅実」になるため、「堅実」は簡単に後退するようでは、「堅実」ではないのです。

なお、守りの姿勢をとりつつの前進ですが、簡単に言えば、戦車のようなものが「堅実」で守りと前に進むの両立ができていることが「堅実」になります。

「着実」と「堅実」の違い

「着実」と「堅実」の違い

両者の違いは、一歩ずつ前に進むことであるか、守りの姿勢にありながら前に進もうとするかで、「着実」は、着地地点を探して一歩ずつ前進、「堅実」は守りの姿勢をとりつつ前進で、両者は絶対条件において後退が許されません。

よって、後退しないという点においては両者は共通しています。

「着実」の例文

「着実」の例文

・『着実に自動車の整備工場の売り上げを伸ばす』
この例は、一歩一歩ではあるが確実に整備工場の売り上げが伸びているという例で、直地地点を一歩ずつ探しているが故、売り上げが伸びており、着地地点が安定しているが故に売り上げというものが伸びているのです。

しかし、急激に売り上げを伸ばすという冒険をしないのが「着実」という言葉で、強引に物事を推し進めて前進させる冒険をしても成功させるという場合は、「堅実」になります。

「堅実」の例文

「堅実」の例文

・『堅実に自動車の整備工場の売り上げが伸びる』
この例は、守りの姿勢にあるが前に進んでいるという例で、整備工場の売り上げが守りの姿勢にあり、赤字にならない経営をしているという例です。

「堅実」は、いわば戦車のようなもので崩れることなく迫りくる上、後退することはありません。

後退した場合、それは、「不堅実」となり、防御が破られた戦車ということになるのです。

まとめ

まとめ

「着実」は、着地地点があるが故、成立する物で、要は前に進む場所が着地地点であるが故一歩ずつしか歩めません。

「堅実」は守りが特に重要で、絶対に後退というものを認めないが故、「堅実」は、絶対原則において守りつつ前進する確実性があります。

両者とも確実性が重要で後退した場合、「不着実」「不堅実」となり後退して物事が失敗したということを指します。

よって、強引に物事を進めて成功させることができるのは、「堅実」で、「堅実」は物事を前進させるだけの突破力があるが故、強引さが許されるのですが、「着実」は前に進む際どう着地地点が変化するかわからないが故、安全第一で一歩ずつ進むしかないのです。