この記事では、「宇宙」と「銀河」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「宇宙」とは?
「宇宙」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「宇宙」は、「うちゅう」と読みます。
「宇宙」は、「あらゆる存在物を包容する、無限の空間と時間の広がり」という意味があります。
人が目にするもの、知っているものなどが、すべて存在している空間と時間の広がりを、「宇宙」と呼びます。
空を見上げたときに星が見えますが、そのようなあらゆる星が存在する空間を「宇宙」と呼びます。
特に、地球が所属する太陽系の空間のことを、「宇宙」と呼ぶことがあり、それ以外の空間を「大宇宙(だいうちゅう)」と呼ぶこともあります。
ロケットに乗って、地球を離れて、無限の空間を旅するような場合は、「宇宙旅行に出かける」などという文章にできます。
また、そのような、地球以外の空間から、UFOがやってくる場合は、「宇宙からUFOが襲来した」などという文章にできます。
「銀河」とは?
「銀河」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「銀河」は「ぎんが」と読みます。
「銀河」は、「天の川のこと。
地球上から見たときの銀河系」という意味があります。
夜に、空を見上げると、天の川が見えることがあります。
七夕伝説で、織姫と彦星を隔てる川のように見える星々の集合体のことを、「銀河」と呼ぶことがあります。
また、「銀河系と同等の規模を持つ、無数の構成、星間物質からなる集合体」という意味があります。
地球を含む太陽系は、さらにほかの星々と合わさり、一つの「銀河系」を作っています。
さらに、宇宙には、同じような「銀河系」が無数にあることが分かっています。
地球も含む「銀河」と同じくらいの規模を持つものを、「銀河」と呼ぶことがあります。
「宇宙には、銀河系以外にも、たくさんの銀河が存在する」などという文章を作ることができます。
「宇宙」と「銀河」の違い
「宇宙」と「銀河」の違いを、分かりやすく解説します。
「宇宙」は、「あらゆる存在物を包容する、無限の空間と時間の広がり」という意味があります。
一方で、「銀河」は、「天の川のこと。
地球上から見たときの銀河系」または、「銀河系と同等の規模を持つ、無数の構成、星間物質からなる集合体」という意味があります。
このように、「銀河」は、「宇宙」の中にある、ある一つの集合体を意味することが分かります。
地球を含む銀河系の大きさはある程度分かっていますが、同じような規模の「銀河」がいくつも「宇宙」には存在し、「宇宙」自体の広さはどのくらいあるか、わかっていません。
このように、「銀河」は星々の集合体を意味し、それらすべてを内包するような、無限の空間と時間の広がりを「宇宙」と呼ぶという違いがあります。
まとめ
「宇宙」と「銀河」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。