「嘘をつく」と「ほらを吹く」の違いとは?分かりやすく解釈

「嘘をつく」と「ほらを吹く」の違い言葉・カタカナ語・言語

みなさんは「嘘をつく」「ほらを吹く」という表現がありますが、どのような意味を持っているかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「嘘をつく」「ほらを吹く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「嘘をつく」とは?

「嘘をつく」とは?

「嘘をつく」「うそをつく」という読み方になります。

この「嘘をつく」とは「嘘を言う」「事実とは異なる虚偽を伝える」「人を騙すために言う」という意味になる表現です。

いわゆる「事実とは違う言葉を言う」となります。

「ほらを吹く」とは?

「ほらを吹く」とは?

「ほらを吹く」「ほらをふく」という読み方になります。

この「ほらを吹く」とは「事実でないことを大きく、あるいがでたらめば話しを語ること」を意味しています。

本来、ほら貝は大きな巻貝に穴を開けて吹き鳴らす道具のことであり、 昔から吹奏や合図のために使われてきたものです。

「嘘をつく」と「ほらを吹く」の違い

「嘘をつく」と「ほらを吹く」の違い

では、ここで「嘘をつく」「ほらを吹く」の違いを見て行くことにいたしましょう。

どのような相違点があるのでしょうか?「嘘をつく」とは「嘘を言う」「事実とは異なる虚偽を伝える」「人を騙すために言う」「事実とは違う言葉を言う」という意味を持っています。

一方の「ほらを吹く」「事実でないことを大きく、あるいはでたらめ話しを語ること」を指しています。

「ほら(法螺)」は本来が仏様の説法のことを指しており、どれだけ仏さまの説法を真似て偉くなったつもりでも、結局は行動が伴わずに見せかけだけのものということから、「ほらを吹く」という表現が生まれてきたとされています。

このことから「嘘をつく」「事実と異なった内容を相手に伝えること」ですが、「ほらを吹く」「想像で膨らませた誇張を伝えること」「自分自身への興味や関心を持ってもらうための言動なのです。

「本当ではないことを言う」という意味合いでは、とても似ているように思えますが、異なる意味を持つのです。

「嘘をつく」の例文

「嘘をつく」の例文

ここで「嘘をつく」の例文を見て行くことにいたしましょう。

具体的には以下のような文章が挙げられます。

・『彼はいつも嘘をついているので、周囲の人たちは誰も彼のことを信じていない』
・『自分のやったことがばれないかと思わず嘘をついてしまったが、すぐに見破られてしまった』
「嘘をつく」という行動は、自分の行動がおおやけにならないかハラハラしている時によく出て来る行動からもしれません。

「ほらを吹く」の例文

「ほらを吹く」の例文

続いて「ほらを吹く」の例文を見て行くことにいたしましょう。

どのような文章が考えられるでしょうか?
・『いつもクラスの人気者だった田中君はほらを吹いていたことが分かり、みんなから無視されるようになった』
・『あまりにも大袈裟なことを言っていたので、ほらを吹いているのだろうと思った』

まとめ

まとめ

ここまで「嘘をつく」「ほらを吹く」の意味と違いを見てきました。

解釈が似ているように思える言葉ですが、全く異なる意味となる言葉なので、しっかりとチェックしておきましょう。