「復元」と「復原」の違いとは?分かりやすく解釈

「復元」と「復原」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「復元」「復原」の違いを分かりやすく説明していきます。

「復元」とは?

「復元」とは?

一度失われた形をもとの状態にすること、位置をもとの状態にすることです。

また、戻ることです。

はじまりの状態や位置にすることで、悪い状態をもとにするという意味ではありません。

古民家のことで説明をします。

古民家とは、日本の住宅で築年数が経ったものです。

築50年以上で、茅葺屋根あるいは草葺き屋根や日本瓦葺き屋根を持っている、土間や太い柱と梁を持っているという特徴があります。

現在、このような住宅が減っています。

そのため、古くなったものをもとの状態にしよう、残していこうという動きがみられるようになりました。

ある古民家は、長年放置されていたので、屋根の一部がなくなっており、襖が破けた状態になっていました。

この家が建った当初や人が住んでいたときには、屋根は完全な状態になっており、襖も手入れがされていたことでしょう。

そのときのような状態にすることを「古民家を復元する」といいます。

「復元」の使い方

もともとの状態にするという意味で使用をします。

健康状態をもとに戻すなど、人間の体には使用しません。

物に使うことが一般的な言葉です。

「復原」とは?

「復原」とは?

一度失われた形をもとの状態にする、位置をもとの状態にすること、またもとに戻ることです。

庭園のことで説明をします。

17世紀から18世紀にかけて、主にフランスで発達した整形庭園というものがあります。

これは、左右対称に設計された、人間の手が加えられた、自然ではありえない形の庭園です。

年月が流れ、自然の形の庭園を造ろうという動きが現れてきました。

その庭園を風景庭園といいます。

風景庭園を造るために、整形庭園が壊されてしまうこともありました。

現在、古い庭園をもとの状態にしようという動きがあり、失われつつあった整形庭園を当時のような形にする働きが行われています。

設計図や絵画などをもとに、造られた当時と同じような状態にしようとしているのです。

これを「庭園を復原する」といいます。

「復原」の使い方

もとの状態にするという意味で使用をします。

悪くなった健康状態をもとの健康な状態にするなど、人間については使用しません。

物に使うことが一般的です。

「復元」と「復原」の違い

「復元」と「復原」の違い

はじめの状態にするという意味が同じです。

意味に違いはありません。

「元」「原」という部分で漢字の違いがありますが、どちらの漢字も使われています。

「復元」の例文

「復元」の例文

・『絵画を復元する』
・『貴族の館を復元する』
・『当時の床タイルを復元する』
・『復元することは難しいだろう』

「復原」の例文

「復原」の例文

・『古代生物の骨格を復原する』
・『復原には慎重な作業が必要だ』
・『茅葺屋根を復原する』
・『復原するための技術を持っている人がいない』

まとめ

まとめ

どちらの言葉もはじめの状態にするという意味を持っており、意味に違いはありません。