この記事では、「疲れた」と「くたびれた」の違いを分かりやすく説明していきます。
「疲れた」とは?
「疲れた」は「つかれた」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「動き過ぎて体力を消耗して、働きが衰えること」という意味で、適度な量を越えて動いたせいで体力がなくなり萎えることです。
2つ目は「気力を使い果たして精神的に重たくなること」という意味で、神経を擦り減らしたせいでぐったりしたり、意欲が湧かなくなることです。
3つ目は「長く使用した為に物の質が落ちる」という意味で、長期間使った為に汚れたりボロボロになったりすることです。
4つ目は「使い過ぎて機能が衰えること」という意味で、何度も使った為に消耗して働きが悪くなることです。
上記に共通するのは「長く使って衰える」という意味です。
「疲れた」の使い方
「疲れた」は「動き過ぎて体力を消耗して、働きが衰えること」「気力を使い果たして精神的に重たくなること」「長く使用した為に物の質が落ちる」「使い過ぎて機能が衰えること」という意味で使われます。
動詞「疲れる」の過去形、または形容詞形として使われ、副詞として「疲れて座り込む」などとも使われます。
基本的に、過度に動いて体力や気力を消耗して、身体が重たく感じることに使われる言葉です。
「くたびれた」とは?
「くたびれた」は「草臥れた」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「長時間肉体を酷使した為に消耗して元気がなくなる」という意味で、体力の限界に達してぐったりすることです。
2つ目は「頭を使い過ぎてもうろうとする」という意味で、あれこれと考え過ぎてしまい、何も考えられない状態になることです。
3つ目は「苦労続きで気力が失われること」という意味で、苦労ばかり多くて生きる意欲がなくなることです。
4つ目は「年老いてみすぼらしくなること」という意味で、すっかり年老いて衰えることです。
5つ目は「長期間使用した衣服などが、古びてみすぼらしくなること」という意味で、着古した洋服がよれよれすることです。
上記に共通するのは「くたくたになる」という意味です。
「くたびれた」の使い方
「くたびれた」は「長時間肉体を酷使した為に消耗して元気がなくなる」「頭を使い過ぎてもうろうとする」「苦労続きで気力が失われること」「年老いてみすぼらしくなること」「長期間使用した衣服などが、古びてみすぼらしくなること」という意味で使われます。
動詞「くたびれる」の過去形、または形容詞形として使われ、副詞として「くたびれて寝転がる」などとも使われます。
基本的に、気力や体力が限界になり動けなくなる様子や、長く使ったものがくたくたになる様子に使われる言葉です。
「疲れた」と「くたびれた」の違い
「疲れた」は「過度に動いて体力や気力を消耗して、身体が重たく感じること」という意味です。
「くたびれた」は「気力や体力が限界になり動けなくなる様子」「長く使ったものがくたくたになる様子」という意味です。
「疲れた」の例文
・『毎日残業が続いて疲れた』
・『毎日借金のことばかり考えて疲れた』
・『モンスタークレイマーへの対応で疲れた』
・『疲れた油を使うと揚げ物が不味い』
「くたびれた」の例文
・『夜通し立って働き続けてくたびれた』
・『親友がいつの間にかくたびれた老人になっていた』
・『くたびれた背広を着ているサラリーマン』
・『遅刻魔の友達に全員待ちくたびれた』
まとめ
今回は「疲れた」と「くたびれた」について紹介しました。
「疲れた」は「動きすぎて消耗する」、「くたびれた」は「使い過ぎてくたくたになる」と覚えておきましょう。