この記事では、「表彰式」と「授賞式」の違いを分かりやすく説明していきます。
「表彰式」とは?
特定の人を人々の前でほめたたえる儀式のことです。
素晴らしい成績を出した、よい行いをしたなど、ほめられるようなことをした人に対して行われます。
この儀式では、トロフィーや賞状などが渡されることがあります。
ただ、大勢の前に特定の人を立たせて、その人をほめたたえるのではないのです。
この儀式は単独で行われることもあれば、行事などの中に組み込まれていることもあります。
長距離走の大会があったとします。
大会では順位を争います。
1位など順位が上の人は、素晴らしい成績を出したといえることでしょう。
素晴らしい成績を出したことに対して、大会の最後にはそれをほめたたえるための儀式が行われます。
一般的には、ほめたたえられる人は1位から3位までです。
この人たちが前に出て、トロフィーや賞状などを受け取ります。
このときの儀式を意味する言葉です。
長距離の大会以外にも、さまざまな行事の中でこの言葉が指すものが行われています。
「表彰式」の使い方
素晴らしい成績を出したり、よい行いをしたりした人をほめたたえる儀式を指して使用をします。
これだけを単独で行っている場合にも、行事の中に組み込まれている場合にも、この言葉は使うことができます。
「授賞式」とは?
賞を与える儀式のことです。
賞とは、素晴らしい成績を出したものなどに与えられる品物や金銭のことです。
それらを素晴らしい成績を出したりしたものに与える儀式をこの言葉は指しています。
与えられる品物はさまざまですが、一般的にはメダル、トロフィー、賞状などが与えられます。
東京国際映画祭というものがあります。
このイベントでは、素晴らしい作品が選ばれます。
賞には、審査委員特別賞、最優秀監督賞などがあります。
選ばれた作品を作った監督などには、賞が渡されます。
そのときに行われる儀式が、この言葉が指すものです。
「授賞式」の使い方
賞を与える儀式を指して使用する言葉です。
映画、音楽、スポーツなど、さまざまな事柄に使用されています。
「表彰式」と「授賞式」の違い
2つの言葉は儀式を指しており、同じようなことを行っています。
この2つは同じものを指して使用されることがあるのですが、やや意味合いが異なります。
「表彰式」はほめたたえる儀式のことです。
「授賞式」は賞を与える儀式のことです。
「表彰式」の例文
・『表彰式に参加する』
・『表彰式に呼ばれた』
・『10月に表彰式が行われる』
・『表彰式の準備をする』
「授賞式」の例文
・『授賞式に出席する』
・『授賞式を楽しみにする』
・『授賞式の様子をテレビで伝える』
・『授賞式に臨む』
まとめ
2つの言葉は同じものを指して使われることがありますが、やや意味合いが異なります。
一方はほめたたえる儀式、もう一方は賞を与える儀式のことを指しています。