この「揚げ句」と「挙げ句」は、実際には同じ意味だと解釈して構いません。
「揚げ句」と「挙げ句」の違い
「揚げ句」と「挙げ句」は、共に「結局は」、「結局のところ」という意味になります。
「散々苦労した挙句、失敗に終わった」などという使い方になり、結局その程度だった、違っていたのような結びになる前に用いられることが多いと考えていいでしょう。
元は「挙げ句」の方で、短歌における最後の「5・7・5・7・7」形式の最後の「7・7」の部分を指して使われる言葉です。
百人一首や競技かるたでは、こちらの札を取り合ります。
結びになる部分という意味から先のような解釈に繋がり、一般にも広まりました。
「揚げ句」と「挙げ句」の表現を使う際の注意点
よって、本来は「挙げ句」と使うべですが、「揚げ句」としても間違いではありません。
また、短歌の意味で用いる際には「挙げ句」としないと意味が通らないので注意してください。
まとめ
「揚げ句」と「挙げ句」は一緒の言葉だと考えて構いませんが、「挙げ句」の方が一般的だと覚えておきましょう。