「公表」と「公開」は似た響きの言葉ですが、一体どの様な違いがあるのでしょうか。
それぞれの意味と使い方についても併せて紹介します。
「公表」とは?
「公表」の意味と使い方について紹介します。
意味
「公表」の意味は、「ものごとの内容や結果を広く世間に伝えること」です。
「公」は「おおやけ」とも読み、「国家や社会全体に関係する事柄」という意味があります。
「表」は「あらわす」「はっきり知らせる」という意味です。
「公表」で「国や社会一般に関係する事柄をはっきりと知らせること」になるのです。
使い方
「公表」は、代表となる人が文書や声明などにより「こうである」と、広く人々に知らせる時に使います。
文章で使う時には「公表する・した」で、「公表される」と受け身形で使われることもあります。
「公表」は、誰にでも平等に情報を行き渡らせることが目的であり、テレビやインターネットなどが媒体に使われます。
「公開」とは?
「公開」の意味と使い方について紹介します。
意味
「公開」の意味は「一般の人に公共物の観覧を許可すること」です。
「開」は「ひらく」とも読み、「閉じているものやふさがっているものをあけ放つこと」という意味です。
「公開」で「国や社会一般に施設や作品を解放すること」になるのです。
使い方
「公開」は、世間一般の人にその施設や作品を見られる状態にする時に使われます。
貯蔵品や映画などを表向きにする時に使われ、料金がかかることもあります。
「公表」と「公開」の違い!
「公表」は「ものごとを広く世間に伝えること」です。
「公開」は「ものごとを広く世間に見られる状態にすること」です。
2つの違いは「伝えることか見せることか」という点です。
まとめ
「公表」と「公開」は手段が全く違います。
そのものごとを耳で聞くか目で見るかで使い分けましょう。