「貢ぐ」と「奢る」の違いとは?分かりやすく解釈

「貢ぐ」と「奢る」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「貢ぐ」「奢る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「貢ぐ」とは?

「貢ぐ」とは?

「貢ぐ」「みつぐ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「君主や支配者に金品を献上する」という元の意味で、自分の主君に対して、よく取り計らって貰う為にお金や品物を納めることです。

2つ目は「相手の生活の面倒を見る為に自分の金品を差し出す」という意味で、相手を経済的に援助する為にお金をあげたり物を買ってあげたりすることです。

3つ目は「好意を持った相手をつなぎ止める為に金品を差し出すこと」という意味で、自分に興味を持ってもらう為にお金やブランド品などを差し出すことです。

上記に共通するのは「金品を差し出す」という意味です。

「貢ぐ」の使い方

「貢ぐ」「君主や支配者に金品を献上する」「相手の生活の面倒を見る為に自分の金品を差し出す」「好意を持った相手をつなぎ止める為に金品を差し出すこと」という意味で使われます。

動詞として「貢ぐ・貢いだ」「貢物」などと使われたり、副詞とて「貢いで破産する」などと使われます。

基本的に、日常で使われる場合、相手を経済的に援助することや、好きな相手をつなぎ止める為に金銭を差し出すことに使われる言葉です。

「奢る」とは?

「奢る」とは?

「奢る」「おごる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「常識の範囲を超えたぜいたくをする」という意味で、やり過ぎだと思う程お金を使って豪華な生活をすることです。

2つ目は「人に物を買ってあげること」という意味で、人が物を買う時に代わってお金を出してあげることです。

3つ目は「特に自分のお金で人にごちそうすること」という意味で、一緒に食事に行った時に、相手に代わってお金を出してあげることです。

上記に共通するのは「お金に余裕がある」という意味です。

「奢る」の使い方

「奢る」「常識の範囲を超えたぜいたくをする」「人に物を買ってあげること」「特に自分のお金で人にごちそうすること」という意味で使われます。

動詞として「奢る・奢った」と使われたり、副詞として「奢ってあげる」などと使われたり、名詞として「私の奢りだ」などと使われます。

基本的に、常識を外れた贅沢をすることや、人に物を買ってあげたり食事代を出してあげることに使われる言葉です。

「貢ぐ」と「奢る」の違い

「貢ぐ」と「奢る」の違い

「貢ぐ」「相手を経済的に援助すること」「好きな相手をつなぎ止める為に金銭を差し出すこと」という意味です。

「奢る」「常識を外れた贅沢をすること」「人に物を買ってあげたり食事代を出してあげること」という意味です。

「貢ぐ」の例文

「貢ぐ」の例文

・『領主へのご機嫌うかがいの為に極上の絹織物を貢ぐ』
・『本妻がいるのに大金を愛人に貢ぐ』
・『彼女はヒモの彼氏に有り金全部貢いだ』
・『アイドルグループの推しにお小遣いを全部貢ぐ』

「奢る」の例文

「奢る」の例文

・『彼女は独り暮らしだというのに奢った生活をしている』
・『彼はグルメな両親に育てられたせいで口が奢っている』
・『上司として年に一度は部下に食事を奢る』
・『私が奢るので好きな物を買わせる』

まとめ

まとめ

今回は「貢ぐ」「奢る」について紹介しました。

「貢ぐ」「金品を差し出す」「奢る」「贅沢する」「代金を支払ってあげる」と覚えておきましょう。