仕事で特定の場所に集まり議論することは非常に大切なプロセスですが、その種類にも「会議」や「協議」などがありこの2つはよく混同されることで有名です。
この記事では、「会議」と「協議」の違いを分かりやすく説明していきます。
「会議」とは?
「会議」とは関係者や仕事をする人たちを集めて議題について話し合ったり、相談することを表す言葉です。
「会議」をすることで建設的な意見を求めることが可能になり、それぞれの進捗状況をチェックしたりフィードバックすることで仕事の効率が高まります。
「会議」は英語でミーティングと呼ばれることで有名ですが、これは硬い「会議」からカジュアルな「会議」まで幅広い場面で使うことが可能です。
「会議」は様々な意見を出す段階である「討議」、意見を受けて方向性を決める「協議」、最終的な決定する「審議」や「決議」など様々なプロセス段階が存在します。
「会議」は実際に人々が集まって議論するという意味もありますが、特定の物事を評議する機関や組織を表す時にも使うことが可能です。
「協議」とは?
「協議」とは出された意見や問題提起に対して、協力しながら方向性を決めていく段階を表す言葉です。
「会議」における最初のフェーズである「討議」において問題提起が成された後に、これらを検討する「協議」が始まります。
問題提起に関しては個人がそれぞれ出すものとなっており、この段階ではまだ意見は孤立したものとなっています。
この後に議題や問題提起に対して「協議」をするフェーズに入るのですが、この段階で集団のメンバーが協力して様々な意見が交わされます。
議題や問題提起に対して様々な意見が提出され、問題解決の方向性は今後の指針を決定するのが「協議」ですが、最終的な決断は「審議」や「決議」の段階で成されます。
「会議」と「協議」の違い
「会議」は通称ミーティングと呼ばれるものであり、様々な意見を出す段階から問題や議論を決定する一連の流れ全体を含むのが特徴です。
「協議」は「会議」の第二段階として用いられる方法であり、最初に提出された問題や議題に対して方向性を決める段階となります。
「会議」の例文
・『会議室のプレゼンは非常に緊張したが、なんとか上手くいったと思う』
・『オンライン会議に使うアイテムを購入したが、安い割に質がよくて満足しています』
「協議」の例文
・『厳選な協議の結果、大まかな指針が定まりました』
・『アジア首脳による電話協議によって、世界的な危機への新しい対策案が検討された』
まとめ
「会議」は仕事だけではなく様々な日常の場面で使われる民主主義的なプロセスとして知られています。
「会議」の中でも本格的に議論を進めて指針を定める段階の「協議」は重要なフェーズであり、長い時間を掛けて議題を討論します。
最近ではオンライン「会議」の普及によって自宅でも本格的な「協議」をすることが可能になりました。