この記事では、「オリエン」と「プレゼン」の違いを分かりやすく説明していきます。
似ているカタカナ語を見分けていきましょう。
「オリエン」とは?
オリエンとは、オリエンテーションの略。
業務内容について、詳しく説明することです。
おもに広告業界で用いられています。
クライアントが広告代理店に「このような広告をつくってほしい」と依頼する際に用いられています。
納期や予算、ターゲット層など、依頼したい概要を大まかに伝えることです。
また一般企業では、新人研修をオリエンと呼んでいます。
会社としての立ち位置や、社会人としての振る舞いをたたき込んでいきます。
そのため経験のある人が経験の少ない人に対して、やり方や方法を教えるのがオリエンになります。
「プレゼン」とは?
プレゼンとは、プレゼンテーションのこと。
社内や社外の人たちに、こちらの考えを説明することです。
社内会議で新しいアイデアを発表するとき、取引先に企画書を説明するとき「プレゼン」はよく利用されます。
プレゼンは、もともとはアメリカの広告会社から生まれた言葉です。
そのため本来の意味は「取引先に新商品を売り込むこと」です。
パワーポイントでスライド型の資料を作り、図やグラフを織り交ぜながら説明していくのが、プレゼンの定型になります。
プレゼンは「話し手の熱意」も見られていることが多いので、説明する人自身が、いかに愛情こめて話せるかも重要な鍵を握ります。
聞き手に分かりやすい平易な言葉を選びながら、スマートにプレゼンをしていきましょう。
「オリエン」と「プレゼン」の違い
どちらも似ている、ビジネスワードです。
「オリエン」と「プレゼン」の違いを、分かりやすく解説します。
・広告業界ではオリエンが先、プレゼンが後
広告業界ではオリエンがおこなわれた後に、プレゼンが始まります。
まずオリエンテーションでは「制作して欲しい広告の内容について」おおまかな説明が、広告主からおこなわれます。
これを聞いた広告代理店や制作会社が後日、自社の企画案を説明するプレゼンをおこないます。
このプレゼンの中からベストな案が選ばれて、広告制作が始まっていきます。
そのため順番を振り返ると、オリエンが先でプレゼンが後になります。
また一般的な企業の「オリエン」は中途採用や新卒採用の研修をあらわします。
一般的には入社後すぐにオリエンテーションが開かれて、会社の基本的なマナーや規則を学びます。
オリエンテーションで基本操作を覚えたあとは、一般業務でプレゼン資料をつくっていきます。
そのため一般企業でもオリエンが先、プレゼンが後になります。
まとめ
「オリエン」と「プレゼン」の違いを分かりやすくお伝えしました。
オリエンとは説明または新人研修のこと。
そしてプレゼンは新商品や企画案を、社内外の人に詳しく発表することです。
どちらも広告業界を中心に用いられています。
違いをおさえて、できるビジネスマンを演じていきましょう。