この記事では、「エンディング」と「クロージング」の違いを分かりやすく説明していきます。
ビジネス用語を学んでいきましょう。
「エンディング」とは?
「エンディング」とは終わりのこと。
おもに映画やドラマの、クライマックス部分をあらわします。
物語の最後、もっとも盛り上がるパーツが「エンディング」になります。
「エンディング」は英語が、日本語化したものです。
そもそもの意味には「会話の終わり」も含みます。
そのため日本では終活・葬儀にまつわる訳もあります。
例えばエンディングノートというと、カジュアルな遺言書のこと。
愛する家族や友人に、思いを伝えるノートです。
そしてエンディングプランナーは、葬儀屋さんのこと。
自分らしいお葬式を提案してくれるプランナーです。
高齢化を迎える社会では、こうしたエンディングにまつわる産業が注目されつつあります。
「クロージング」とは?
「クロージング」とは顧客と契約を交わすこと。
これまで水面下でおこなってきた交渉を、最終的にまとめて契約に持っていくことです。
おもに一般企業では、営業マンが使っている用語になります。
もともと「クロージング」は英語です。
この言葉には「締め切る・最終局面」という訳があります。
そのためクライアントとの商談を滞りなくまとめること、温めていた契約を締結するのがクロージングです。
契約内容を説明して書面にサインや捺印をもらう、実務的な手続きも含んでいます。
会社としての利益や個人の営業成績にも直結する、とても重要な仕事です。
「エンディング」と「クロージング」の違い
どちらも「終わり」という共通した意味があります。
「エンディング」と「クロージング」の違いを、分かりやすく解説します。
・終活はエンディング、営業はクロージング
「エンディング」と「クロージング」はよく似ているので、職場で間違えやすい表現です。
「エンディング」はお芝居やドラマの、最終シーンをあらわします。
オープニングの反対にあたるのがエンディングです。
華やかな意味合いもありますが、近年では「葬儀にまつわる手続き」すべてをエンディングと呼んでいます。
自分らしい最期をむかえるために、おこなうのがエンディングです。
一方でクロージングは、会社の営業課がつかう表現です。
取引先や顧客の要望を聞いて、ヒアリングにそった契約書類を準備して、契約を取り交わすことをクロージングと呼んでいます。
進めている商談が、無事に受注されること。
商品やサービスが、実際に売れることがクロージングです。
そのため世の中の営業マンにとって、喉から手が出るくらい魅力的なのがクロージングになります。
終活をあらわすエンディングとは、かなり意味が異なるので心得ておきましょう。
まとめ
「エンディング」と「クロージング」の違いを分かりやすくお伝えしました。
エンディングとは、ドラマの最終局面のこと。
葬儀や終活もあらわします。
一方でクロージングは、契約を締結すること。
水面下で温めていた交渉を、成約に結びつけることです。