「完結」と「完了」の違いとは?意味を詳しく解釈

「完結」と「完了」の違い言葉・カタカナ語・言語

「完結」「完了」は類似した意味を連想させる紛らわしい言葉ですが、「完結」「完了」の意味・使い方の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、「完結」「完了」の意味の違いを分かりやすく説明していきます。

「完結」の意味や使い方

「完結」の意味や使い方

「完結」という表現は、「物事や作品の内容(ストーリー・意味)がまとまりのある形で終わること」を意味しています。

「完結」の表現の使い方は「その漫画作品は完結しています」のように、「物事・作品の内容がまとまりのついた形で終わる場合」に使うという使い方になります。

「完了」の意味や使い方

「完了」の意味や使い方

「完了」という表現は、「物事が完全に終わること・終えること」「文法において動作・状態がすでに終了していることを示す完了形」の意味を持っています。

「完了」の表現の使い方は「与えられた任務を完了しました」のように、「物事を完全に終わらせる場合」に使う使い方になります。

「完結」と「完了」の違い

「完結」と「完了」の違い

「完結」「完了」の意味の違いを、分かりやすく解説していきます。

「完結」というのは、「連続している物事(作品)のストーリーや内容がまとまりのある形で終わること」を意味しています。

それに対して、「完了」という言葉は「物事が完全に終わること、完全に終わらせること」を意味しているという違いがあります。

「完結」「完了」を比べると、「完結」の表現には「連続して続いていた物事が、まとまりの良い形で終わる」の意味のニュアンスが強くあるのですが、「完了」には「ストーリーやテーマがまとまって終わる」という意味合いまではないという違いを指摘できます。

また「完了」だけにしかない意味として、「文法において動作・状態がすでに終了していることを意味する完了形」という意味もあります。

「完結」を使った例文と意味を解釈

「完結」を使った例文と意味を解釈

「完結」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

「毎週楽しみにしていた連続ドラマが完結してしまったので、来週から物足りなくなります」

この「完結」を使った例文は、「完結」の表現を、「毎週楽しみにしていた連続ドラマがまとまりの良い形で終わってしまったので」という意味を持つ文脈で使っています。

「完了」を使った例文と意味を解釈

「完了」を使った例文と意味を解釈

「完了」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

「今取り組んでいる重要な仕事が完了するまでは、単身赴任で頑張るつもりです」

この「完了」を使った例文は、「完了」の表現を、「今取り組んでいる重要な仕事が完全に終わるまでは」の意味合いで使っています。

まとめ

まとめ

「完結」「完了」の意味の違いを詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか?

「完結」という言葉は、「物事の意味・内容がまとまりのある形で終わること」を意味しています。

それに対して、「完了」というのは「物事が完全に終わる(終える)こと」「文法において動作・状態がすでに終了していることを示す完了形のこと」の意味合いを持っています。

「完結」「完了」の意味の違いを詳しく知りたい時には、この記事の解説を調べてみてください。