この記事では、「値引き」と「割引」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「値引き」とは?
「値引き」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「値引き」は「ねびき」と読みます。
「値引き」は「定価よりも安くすること。
値をまけること」という意味があります。
例えば、定価が1万円の洋服が売られている時、1万円よりも安くするとき、「洋服を値引きする」と言います。
また、定価よりも安くすることを相手に伝えて、売り込もうとするとき、「値引きするから買って」などと声を掛けます。
「ディスカウントストア」など、定価よりも安くすることを当たり前としている販売業者では、「値引きが当たり前」となっています。
さらに、ディスカウントストアや、安売りを売りにするスーパーマーケットでは、ライバル店よりも、値をまけることを競い合うことがあります。
このような競争を、「値引き合戦」と呼びます。
「値引き合戦に勝ったものの、利益が出なくなった」などという現象が起こるかもしれません。
「割引」とは?
「割引」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「割引」は「わりびき」と読みます。
「割引」は「割り引くこと。
一定の価格から、ある割合の金額を引くこと」という意味があります。
例えば、定価が1万円の家具があるとき、2割に当たる、2000円を引いて販売するとき、「2割引で販売する」と言います。
また、ある程度の割合の金額が引かれている商品のことを総称して、「割引価格」と呼ぶことがあります。
ディスカウントストアや家電量販店などでは、「値引き」をする際に、「2割引」「3割引」など、10パーセントごと、金額を引いていく傾向があります。
そのため「2割、3割引は当たり前」などというキャッチフレーズで、お客を呼び込む傾向があります。
また「割引」には「内輪に見積もること。
いくらか低く評価すること」という意味があります。
例えば、法螺吹きな夫の話を聞くとき、そのまま話を受け取らず、低く評価することを前提に聞くことがあるでしょう。
このような時、「話を割引して聞く」などと言います。
「値引き」と「割引」の違い
「値引き」と「割引」の違いを、分かりやすく解説します。
「値引き」は商品を、定価よりも安く売ることを意味し、「割引」は、割り引くことを意味します。
どちらも定価よりも安く売ることに変わりがありませんが、「割引」の場合は、1割引、2割引き、3割引きというように、10パーセントごとに、値段を安くしていく傾向があります。
このように、「割引」は「値引き」の中に含まれるものの、10パーセントごとに値段を安くするという違いがあります。
まとめ
「値引き」と「割引」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。