この記事では、「露見」と「発覚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「露見」とは?
「露見」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「露見」は「ろけん」と読みます。
「露見」は、「秘密や悪事など、隠していたことが表に出ること」という意味があります。
何か、悪いことをして隠していたら、ばれてしまった場合に「露見」という言葉を使うことができます。
例えば、おしどり夫婦として売り出していた夫婦のタレントが、実は犬猿の仲だったということが発覚するかもしれません。
このような場合、「タレントのおしどり夫婦が、実は犬猿の仲だったことが露見した」などという文章を作ることができます。
また、敵の武将を倒すため、スパイを送り込んだ時、倒す前にスパイがいることが発覚してしまった場合は、「スパイだと露見してしまい、作戦が失敗に終わる」などと言う文章にできます。
他にも、「頭の悪いことが露見してしまい、恥をかいた」とか、「浮気の事実が露見してしまい、離婚を迫られる」などという文章を作ることができます。
「発覚」とは?
「発覚」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「発覚」は「はっかく」と読みます。
「発覚」は、「隠していた悪事、陰謀などが明るみに出ること」という意味があります。
例えば、会社のお金を使い込んでいた人が、経理担当が変わったことにより、発覚してしまう場合、「お金の使い込みが、経理が変わることで発覚する」などという文章を作ることができます。
また、カンニングをしたことがばれてしまい、テストの結果が0点にされてしまう場合は、「カンニングが発覚して、テストが0点になってしまった」などと表現することができます。
他にも、不正が明るみに出ることを恐れながら暮らす人の様子は、「不正発覚を恐れながら、ひっそりと暮らす」などという文章にできます。
「露見」と「発覚」の違い
「露見」と「発覚」の違いを、分かりやすく解説します。
「露見」は、「秘密や悪事など、隠していたことが表に出ること」という意味があります。
一方で、「発覚」は、「隠していた悪事、陰謀などが明るみに出ること」という意味があります。
このように、「露見」と「発覚」は、隠していたこと、しかも悪いたくらみなどが明るみに出るという意味があり、同義語と考えることができます。
このように、「露見」と「発覚」には、意味の違いが見られず、自由に言い換えることができる言葉と考えることができます。
ただし、一般的に使われることが多い「発覚」と比較すると、「露見」は使われる機会が少なく、意味が通じにくいかもしれません。
使う相手を見ながら、「露見」と「発覚」を使いこなしていきましょう。
まとめ
「露見」と「発覚」の違いについて見てきました。
2つの言葉は、意味の違いがない、同義語だということが分かりました。
使う場面に応じて、2つの言葉を使いわけてみてはいかがでしょうか。