この記事では、「キャパシティ」と「ケイパビリティ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キャパシティ」とは?
「キャパシティ」は、人物が持つ時間当たりの仕事の処理能力のことで、処理能力を超えた場合、「キャパシティオーバー」と呼び、人物が持つ時間当たりの仕事の処理能力を超えたと呼びます。
よって、「キャパシティ」を強化すれば一時間当たりの仕事量を増やせるのですが、問題は増やすにおいては、限度がある点です。
つまり、人間はあらかじめ許容量というものがあり、コンピューターのように処理速度を増幅させることが簡単ではないが故、限界があります。
「ケイパビリティ」とは?
「ケイパビリティ」は、対象となる人物が可能な仕事のことで免許が必要な仕事であれば、どのくらいたくさんの免許を持っているかです。
よって、「ケイパビリティ」の多い人材というのは、複数の全く異なるお仕事に定着することが可能で複数のお仕事を掛け持ちしてお仕事をして会社に貢献できるのです。
「キャパシティ」と「ケイパビリティ」の違い
両者の違いは、人間が一つの仕事でできる許容量を指すか、複数の仕事を掛け持ちできるかです。
仕事の許容量が「キャパシティ」で、仕事の掛け持ちは「ケイパビリティ」だと考えるとよいでしょう。
「キャパシティ」の例文
・『明らかにどう考えても、この事務仕事はキャパシティオーバーである』
この例は、事務の仕事が一人当たりの作業量が多すぎてとても時間当たりでは解決できないというものです。
要は人員が少ないか、仕事をしていない人物がいるが故、一人で仕事を行った場合、全然仕事が減らないというものになります。
「ケイパビリティ」の例文
・『土木の免許と危険物の免許があるので、ケイパビリティを生かせる』
この例は、土木の免許と危険物の免許の二つを生かせば、掛け持ちしてお仕事ができるというものです。
たとえば、土木で、爆発物を仕掛ける場合、危険物の免許があれば可能で解体作業を楽にできます。
しかも、土木に使用する重機の燃料補給作業も危険物があれば、可能です。
まとめ
「キャパシティ」については、人間が一時間あたりにこなせるお仕事の許容量でこれを超えると作業が遅くなるというものです。
一方で「ケイパビリティ」は、免許のようなものでお仕事においては技能という形で様々なお仕事に定着できるというものです。
よって、「ケイパビリティ」は組み合わせ次第でお仕事を掛け持ちが可能で、書道の先生をしつつそろばんを教えるなども可能で両者の場合、免許を必要としませんのでこの場合は技能として書道とそろばんがうまいという事実があればお仕事ができるのです。
ただ、そろばんの場合は段位があればそれだけ熟達したそろばんをはじくことができる人材であると認識され、書道の場合も段位があれば一応字がきれいと認められていますので免許がないお仕事でもうまいという証明は一応必要になります。
