「コンセンサス」と「オーソライズ」の違いとは?分かりやすく解釈

「コンセンサス」と「オーソライズ」の違い言葉・カタカナ語・言語

物事の同意や認可を得る時に使う言葉としては「コンセンサス」「オーソライズ」が有名です。

この記事では、「コンセンサス」「オーソライズ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「コンセンサス」とは?

「コンセンサス」とは?

「コンセンサス」とは集団において全員の意見を賛同させるという状態を表す言葉です。

意見の総意や一致を取る時にする行為であり、こちらはビジネスシーンから日常生活まで色々な場面で使われている言葉です。

「コンセンサス」は集団において全員の一致を取る時に使う言葉であり、特定のリーダーや役職の人が決定や決議を独断で決めるものではありません。

「コンセンサス」は会議や合議において使われる方法であり、民主主義的な話し合いのプロセスを経て全員が納得する結論や決議にたどり着くのが目標となっています。

「コンセンサス」は全会一致の結果を出すことが望まれる場面が多いために、準備段階として根回しが時に必要となります。

このことから「コンセンサス」は根回しという意味で使われます。

「オーソライズ」とは?

「オーソライズ」とは?

「オーソライズ」とは物事や議論が正式に認められることを表す言葉であり、これを決めるのは集団のトップやリーダーとなるのが特徴です。

正式な認可や決議、権限を与える行為全般を示すのが「オーソライズ」であり、例え集団全員が決議として提出された事項や議論であっても、トップの鶴の一声で「オーソライズ」されないケースも存在します。

「オーソライズ」は集団内のリーダーの権限だけではなく、特別な組織や認定機関による認可や公認の場合にも使うことが可能です。

医療の分野では最近ジェネリック医薬品が多く発売されることになりましたが、新薬の開発会社から正式に認められた商品を「オーソライズドジェネリック」と言います。

「コンセンサス」と「オーソライズ」の違い

「コンセンサス」と「オーソライズ」の違い

「コンセンサス」は集団内の意見を一致させることや賛同させることを表す言葉であり、ほぼ全員の同意を取ることが必要になります。

「オーソライズ」は逆に集団や組織のリーダーやトップが物事や意見を最終的に認可したり、決議する形式になっているのが特徴です。

2つのプロセスは異なるものですが、お互いに良い点を上手に組み合わせた方法も用いることが可能です。

「コンセンサス」の例文

「コンセンサス」の例文

・『リモート会議によってコンセンサスを確認するのが容易になったのは便利だと思います』
・『コンセンサスを得るためには熱心なプレゼンと事前の根回しが必要です』

「オーソライズ」の例文

「オーソライズ」の例文

・『セキュリティソフトのオーソライズしていなかったので、これからやります』
・『オーソライズ商品に付ける認定マークのデザインを考えましょう』

まとめ

まとめ

集団の会議や決議するプロセスには色々なものがありますが、「コンセンサス」「オーソライズ」はビジネスシーンでよく使われる方法として有名です。

どちらの場合でもビジネスを効率化するものであり、利益や成果を出すためには必要不可欠なものとなっています。