「博愛主義者」と「八方美人」の違いとは?分かりやすく解釈

「博愛主義者」と「八方美人」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「博愛主義者」「八方美人」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「博愛主義者」とは?

「博愛主義者」とは?

「博愛主義者」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「博愛主義者」は、「はくあいしゅぎしゃ」と読みます。

「博愛主義者」「誰でも分け隔てなく平等に接する主義を持つ人」という意味があります。

ちなみに、「博愛」には、「全ての人を平等に愛すること」という意味があります。

例えば、自分の親が誰に対しても平等に接する主義で、子供である自分と同じように、近所の子供にも愛を与えていると感じる場合は、「両親が博愛主義者なので、近所の子供も、本当の子供のように愛している」などという文章にできます。

また、ある男性に優しくしてもらい、好かれていると感じたが、実は誰にでも優しい男性だと知った時、「自分だけに優しい男性かと思ったが、彼は博愛主義者だった」などという文章を作ることができます。

「八方美人」とは?

「八方美人」とは?

「八方美人」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「八方美人」「はっぽうびじん」と読みます。

「八方美人」は、「誰に対しても、如才なくふるまうこと。

そのような人」
という意味があります。

もともと「八方美人」は、誰から見ても欠点のない素晴らしい美人という意味があり、そこから転じて、誰からも良く見られたいという目的で、愛想良くふるまうことを意味する言葉になっています。

また「八方美人」という言葉を使う場合は、良い意味ではなく、悪い意味で使われることが多くなります。

例えば、同じクラスの女子が、そのクラスの誰からも好かれるよう、愛想良くふるまっているものの、冷めた目で見られている場合は、「同級生の女子は、八方美人だと、冷たい目で見られている」などという文章になります。

また、すべての人に好かれようとして、自分を見失っていると感じた時、「いつの間にか八方美人になっていて、自分を見失っていた」などという文章にできます。

「博愛主義者」と「八方美人」の違い

「博愛主義者」と「八方美人」の違い

「博愛主義者」「八方美人」の違いを、分かりやすく解説します。

「博愛主義者」「誰でも分け隔てなく平等に接する主義を持つ人」という意味があります。

一方で、「八方美人」は、「誰に対しても、如才なくふるまうこと。

そのような人」
という意味があります。

このように、「博愛主義者」は、「誰に対しても平等に接する」のに対して、「八方美人」は、「誰に対しても好かれようとする」という意味の違いがあります。

このように「八方美人」は、「好かれたい」という利己的な気持ちが見えるため、悪い意味で使われることが多く、良い意味で使われることが多い「博愛主義者」と違いがあります。

まとめ

まとめ

「博愛主義者」「八方美人」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。