「パノラマ」と「ジオラマ」の違いとは?分かりやすく解釈

「パノラマ」と「ジオラマ」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「パノラマ」「ジオラマ」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「パノラマ」とは?

「パノラマ」とは?

「パノラマ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「パノラマ」は、「panorama」と英語表記します。

「パノラマ」は、「見渡す限りの広々とした風景」という意味があります。

例えば、高い場所に建った時、眼前に広大な景色が広がります。

目に映るすべての景色について、「パノラマ」と呼びます。

例えば登山をして、頂上から下の方を見ると、素晴らしい景色が広がっています。

このような場面で、「山頂の眼前には、広大なパノラマが展開している」などという文章を作ることができます。

また、そのような風景を撮影するため、開発された写真のことを「パノラマ写真」と呼びます。

次に「パノラマ」には「半円形に湾曲した背景画などの前に、立体的な模型を置くことで、広大な風景を見ているような感じを与える装置」という意味があります。

観光地の遊園地などに行くと、そのような仕掛けのある「パノラマ模型」が見られるかもしれません。

「ジオラマ」とは?

「ジオラマ」とは?

「ジオラマ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「ジオラマ」「diorama」とフランス語表記します。

もともとは「ディオラマ」と発音します。

「ジオラマ」は、「立体模型」という意味があります。

ミニチュアの人物や電車、風景の模型と、背景を組み合わせて、ある場面を立体的に表現するものを「ジオラマ」と言います。

例えば、プラモデルを作った時に、そのプラモデルがあるべき風景やミニチュアの人などを組み合わせて、立体的に仕上げることがあります。

このような場合は、「プラモデルが引き立つような、ジオラマを作る」などという文章にできます。

また、Nゲージなどの鉄道模型を作る場合も、列車を走らせる舞台として、立体模型を作ります。

この場合は「Nゲージをジオラマの中で走らせる」などという文章を作ることができます。

「パノラマ」と「ジオラマ」の違い

「パノラマ」と「ジオラマ」の違い

「パノラマ」「ジオラマ」の違いを、分かりやすく解説します。

「パノラマ」は、「見渡す限りの広々とした風景」また、「半円形に湾曲した背景画などの前に、立体的な模型を置くことで、広大な風景を見ているような感じを与える装置」という意味があります。

一方で、「ジオラマ」は、「立体模型」という意味があります。

このように、「パノラマ模型」「立体模型」はよく似た意味がありますが、「パノラマ」は、狭い場所に、広い空間を演出することを主眼に置いているのに対して、「ジオラマ」は立体的な空間を演出することを主眼に置いているという違いがあります。

まとめ

まとめ

「パノラマ」「ジオラマ」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。