この記事では、「ネイチャー」と「ナチュラル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ネイチャー」とは?
英語で“nature”という場合は、あるがままの自然、自然そのままの性質という意味です。
自然といっても、何を自然と感じるのかは人によって異なります。
花屋に並んでいる花を自然と感じる人も入れば、これは人間が栽培したものだから自然ではないと感じる人もいます。
緑の多い公園を自然と感じる人もいれば、人間が植えた植物だから自然ではないと感じる人もいます。
この言葉は、人間が手を加えていない山や川などのそのままの状態や性質を指しています。
また、「ネイチャー」という場合、科学雑誌のことを指す場合もあります。
権威ある雑誌で、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど広い地域で読まれています。
「ネイチャー」の使い方
あるがままの自然という意味で使用されます。
しかし、その場合はカタカナで「ネイチャー」とはせず、英語で“nature”と表記されることがあります。
「ナチュラル」とは?
人間が手を加えていないありのままの状態であること、自分をよく見せようなどとして表面を飾ったりしないことという意味です。
化粧をすると自分を美しく見せることができます。
化粧にも程度があります。
たっぷりとマスカラを塗ってまつげのボリュームをしっかりと出す、目のきわにアイラインをくっきりと引いて目元を強調する、真っ赤な口紅を使用するなどは、いかにも化粧をしていることがわかります。
化粧をしていても、それがうっすらだと化粧をしていることがわかりにくく、自分本来の肌のように見えます。
化粧のことでいうと、この言葉が指しているのは後者のさまです。
いかにも手を加えているという感じではなく、自分の肌そのもののようなことをこの言葉は指しています。
この言葉が指すものは肌の状態だけではありません。
食品には、添加物ばかり使用したものもあれば、自然が作り出した素材だけを使用したものもあります。
この言葉が意味するのは、食品でいうと人間が作り出した添加物ではなく、自然界にある素材を使ったもののことです。
「ナチュラル」の使い方
人間が手を加えていないありのままの状態を指して使用します。
「ネイチャー」と「ナチュラル」の違い
英語で「ネイチャー」はありのままの自然のことですが、日本語でありのままの自然を指して「ネイチャー」ということは少なく、この場合は「ナチュラル」が使用されます。
「ネイチャー」の例文
・『ネイチャーを読む』
・『ネイチャースキーを楽しむ』
・『ネイチャーフォトが趣味』
・『ネイチャーゲームに参加する』
「ナチュラル」の例文
・『ナチュラルな印象を受けた』
・『ナチュラルメイクを心がける』
・『ナチュラルな食材を使っている』
・『ナチュラル素材使用のシャンプー』
まとめ
2つの言葉は人間が手を加えていない状態を意味しています。