「はべらかす」と「たぶらかす」の違いとは?分かりやすく解釈

「はべらかす」と「たぶらかす」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「はべらかす」「たぶらかす」の違いを分かりやすく説明していきます。

「はべらかす」とは?

「はべらかす」とは?

「はべらかす」は、はべるという言葉から生まれたもので、周囲のものを従えるという意味で周囲を従わせることを意味しますが、それと同時にハーレムを形成することも「はべらかす」と呼びます。

これは、ハーレムを形成した際に身の回りのことを周囲のものに任せるというのが「はべらかす」という言葉の中に含まれているが故、一応ハーレムを形成して周囲を従わせるというのを「はべらかす」と呼びます。

「たぶらかす」とは?

「たぶらかす」とは?

「たぶらかす」は、人を騙すうえで惑わせることが重要で、惑わせる方法については色仕掛けなどを行い、魅了させることで判断力をそぎ最終的には不利益を被らせるのが「たぶらかす」です。

「はべらかす」と「たぶらかす」の違い

「はべらかす」と「たぶらかす」の違い

両者の違いは目的の違いで、「はべらかす」はいわば自慢だと捉えてもよく、権力があるが故周囲の人物たちを従わせ、身の回りのことを任せることで、「たぶらかす」は、権力を持たずとも色仕掛けによって権力者を丸め込めば実は陰で権力を手にしたうえで、不必要になれば、見捨てることも可能なので両者は目的が異なります。

「はべらかす」が自慢で、「たぶらかす」が権力者に取り入る色仕掛けと考えるとわかりやすいでしょう。

「はべらかす」の例文

「はべらかす」の例文

・『カジノで美女をはべらかす』
この例は自慢とみてよく、お金という権力を手に入れているが故、カジノで女性陣を従えさせるというものです。

逆を返せば、お金が無くなるとカジノでは権力を失ったも同然でだれも振り向かず、従いさえしません。

「たぶらかす」の例文

「たぶらかす」の例文

・『どうやら彼は女性をたぶらかす能力が高いようだ』
この例は、彼という人物が女性を誘惑して思い通りにする能力が高いという例です。

「たぶらかす」は騙すという目的があり、その目的を達成する方法が誘惑という方法で、彼という人物は女性を誘惑して思い通りにするだけの能力を持っているという例になります。

まとめ

まとめ

「はべらかす」については、これは自慢だと考えるとわかりやすく、権力を持っているが故、周囲の人物を従えている様子を自慢するのが「はべらかす」でまさにハーレムを形成して何もしない人物が「はべらかす」側になるのです。

「たぶらかす」は権力のようなものを持たずとも、思い通りにさせようとたくらむ悪だくみのようなもので、魅力を持っ呈して相手を騙すのが、「たぶらかす」です。

よって、「たぶらかす」は、騙す側が魅力をもってして騙しますので話術という魅力のほか、人物自体がイケメンや美女であるという見た目の魅力で相手を騙す行為になります。

そのため、権力者にうまく取り入り、自分が持つ魅力で相手を騙して思い通りにさせれば、それは、「たぶらかす」になり、最終的に損をさせれば、完全に「たぶらかす」になります。

「たぶらかす」は騙すことが重要なので、騙す側は用意周到に相手を騙し、成功をもってして騙したというのです。