「互角」と「対等」の違いとは?分かりやすく解釈

「互角」と「対等」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「互角」「対等」の違いを分かりやすく説明していきます。

「互角」とは?

「互角」とは?

「互角(ごかく)」とは、「競合(対立)する両者の力量が同じぐらいで優劣がつきにくいこと」を意味している言葉です。

「互角」は基本的に、「事物・モノ」ではなく「人」に対して使われます。

「互角」という表現は、「牛の二本の角が左右ともに長短・大小の差がなくてほぼ同じであること」に由来しています。

例えば、「ほぼ互角の能力を持っている二人がぶつかれば、どちらが勝つか分かりません」といった例文で使用できます。

「対等」とは?

「対等」とは?

「対等(たいとう)」とは、「二つ以上の事物の間に上下・優劣の差がないこと」「相対する二人の力量・能力が同じ程度であること」を意味している表現です。

「対等」の言葉には、「二つの事物・人の間にある前提・立場・条件が同じであること」といった意味のニュアンスが込められています。

例えば、「対等な条件で戦いたいと思っています」「あの二人は対等な立場ではありません」といった文章で使われます。

「互角」と「対等」の違い!

「互角」と「対等」の違い!

「互角」「対等」の違いを、分かりやすく解説します。

「互角」「対等」「向かい合っている二人の程度が同じであること」を意味しているということでは同じですが、「互角」は基本的に「人」にだけ使われますが、「対等」「人」にも「事物」にも使える違いがあります。

「互角」のほうが「対等」よりも、「競争・対立している二人の力量や実力が同じで優劣の差がない」の意味のニュアンスが強くなっています。

「互角」と比べると「対等」という言葉は、「競争・競合・対立・勝負における力量が同じ程度である」という意味のニュアンスが弱くなっているのです。

そのため、「二人の実力は対等です」よりも「二人の実力は互角です」のほうが自然な文章になります。

また「互角」「力量が同程度で優劣がない」に意味の重点がありますが、「対等」「力量だけでなく立場・条件などが同程度で上下がない」に意味の重点がある違いもあります。

まとめ

まとめ

「互角」「対等」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「互角」とは「競合する両者の力量が同じぐらいで優劣がないこと」を意味していて、「対等」「相対している両者の力量が同じ程度あるいは同じ立場・条件であること」を意味している違いがあります。

「互角」「対等」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。