「有機化合物」と「無機化合物」の違いとは?分かりやすく解釈

「有機化合物」と「無機化合物」の違い言葉・カタカナ語・言語

「有機化合物」「無機化合物」は化学の分野でよく目にすることがある二つの用語ですが、「有機化合物」「無機化合物」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか? この記事では、「有機化合物」「無機化合物」の意味の違いを分かりやすく説明していきます。

「有機化合物」とは?

「有機化合物」とは?

「有機化合物(ゆうきかごうぶつ)」という化学用語は、「炭素(カーボン)が原子結合に含まれている化合物(複数の元素が結合した物質)の総称」を意味しています。

「有機化合物」「生物由来の物質・生物が生み出した化合物」のニュアンスがあり、「砂糖・紙(パルプ)・タンパク質・脂肪・灯油(ガソリン)・漢方薬(生薬)」などがあります。

「無機化合物」とは?

「無機化合物」とは?

「無機化合物(むきかごうぶつ)」という化学用語は、「炭素(カーボン)が原子結合に含まれていない金属・食塩などの物質の総称」の意味を持っています。

「無機化合物」「生物に由来しない物質」のニュアンスがあり、「金銀などの金属・プラスチック・水・食塩・シリコン・ビニール」などがあります。

例外として炭素を含んでいても、「黒鉛(鉛筆の芯)・ダイヤモンド」などは「無機化合物」に分類されています。

「有機化合物」と「無機化合物」の違い!

「有機化合物」と「無機化合物」の違い!

「有機化合物」「無機化合物」の違いを、分かりやすく解説します。

「有機化合物」「無機化合物」の違いはシンプルなものであり、複数の元素が結びついている原子結合に「炭素(C:カーボン)」が含まれているか否かの違いになります。

「有機化合物」とは「炭素(カーボン)が原子結合に含まれている化合物(複数の元素が結びついた物質)の総称」ですが、「無機化合物」と比べると「生物由来の物質・生物が生み出した炭素を含む物質」という意味のニュアンスが強くなっている違いを指摘することができます。

「無機化合物」とは反対に、金や銅、水、シリコンなどの「炭素(カーボン)を原子結合に含まない化合物」を意味しています。

まとめ

まとめ

「有機化合物」「無機化合物」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか? 「有機化合物」という言葉は、「炭素(カーボン)が原子結合に含まれている物質の総称」を意味しています。

それに対して、「無機化合物」というのは「炭素(カーボン)が原子結合に含まれていない金属などの物質の総称」の意味を持っています。

「有機化合物」「無機化合物」の意味の違いを詳しく調べたい時には、この記事の内容をチェックしてみてください。