この記事では、「道のり」と「過程」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「道のり」とは?
「道のり」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「道のり」は「みちのり」と読みます。
「道のり」は、「ある地点から、他の地点までの道の長さ」という意味があります。
例えば、自宅から駅までの距離が1㎞だという場合は、道の長さが1㎞のため、「駅までの道のりは、1kmほどだ」などと言い表すことができます。
また、長距離を移動する時、歩き始めたときに先を考えて、「まだまだ長い道のりが残されている」などと思うかもしれません。
さらに会社から自宅に帰る時、疲労がたまっていると、普段よりも長く感じる場合は、「疲労がたまると、家までの道のりを長く感じる」などという文章を作ることができます。
目的地までの道が、山坂が激しい場合は、「平坦な道のりではない」などと、道の様子を言い表すことができます。
このように、目的地までの道路のことを話すとき、「道のり」という言葉を使ってみましょう。
「過程」とは?
「過程」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「過程」は「かてい」と読みます。
「過程」は「物事が変化したり、進行して、ある結果に達するまでの道筋」という意味があります。
例えば、単細胞生物だった人間が、今の姿になるまで、進化の道筋があります。
このような時、「人間になるまでの進化の過程」などという文章を作ることができます。
また、目標を目指して努力するとき、その結果、何かになれるかどうかよりも、達するまでの道筋が大事だと考えることができます。
このような考え方は「結果よりも目標に向かって努力する過程が大切だ」などという文章にできます。
さらに、思春期の若者が、親に反抗するようになる場面で、子育て経験者がある人は、「反抗期は、子供の成長過程に欠かせない」などと、親を励ますかもしれません。
このように、物事がある結果に達するまでの道筋を「過程」と言います。
「道のり」と「過程」の違い
「道のり」と「過程」の違いを、分かりやすく解説します。
「道のり」は、「ある地点から、他の地点までの道の長さ」という意味があります。
一方で「過程」は「物事が変化したり、進行して、ある結果に達するまでの道筋」という意味があります。
このように「道のり」は、文字通り「道」を意味するのに対して、「過程」は「物事の道筋」を意味する言葉になります。
ある場所から、ある場所までの間の道について話すときは「道のり」という言葉を使い、物事が、ある結果に達するまでの道筋について話すときは、「過程」を使うようにしましょう。
まとめ
「道のり」と「過程」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。