「偽装」と「偽造」の違いとは?分かりやすく解釈

「偽装」と「偽造」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「偽装」「偽造」の違いを分かりやすく説明していきます。

「偽装」とは?

「偽装」とは?

「偽装」とは、あたかもそれだと装い、偽ることです。

一時期話題となった「食品偽装」がそのいい例で、豚肉を牛肉のように「偽装」したり、海外産の似たエビが伊勢エビとして使われていたようなことがありました。

もちろん、そのような行為は決してやってはいけないことで、法令違反となる場合も多々あります。

また、何かしらの物を違う物として「偽装」すると使うだけでなく、「耐震計算の偽装があった」のような使い方もできます。

この場合、騙す目的で計算結果を偽ることになります。

「偽造」とは?

「偽造」とは?

「偽造」とは、偽物を作ることです。

「身分証明書を偽造する」などと使われる言葉で、作る物が物だけに、いい意味で使われることはありません。

「偽造紙幣」と言えば、紙幣の偽物のことになり、れっきとした犯罪になってしまうので、そのようなことは決して行ってはいけません。

ただし、「元の物を壊してしまったので、偽造したもので誤魔化した」などと、場合によってはいた仕方なく、この「偽装」が行われる場合もあります。

「偽装」と「偽造」の違い

「偽装」と「偽造」の違い

「偽装」「偽造」の違いを、分かりやすく解説します。

「偽装」は、騙す意図をもって、それだと装うことです。

よって、明らかに悪意があって行為になります。

「偽造」も、偽物を作ることになるので、何やら悪いことが想像できますが、前述のように、それで何とか誤魔化せたといったような場合もある為、必ず悪事に繋がるという訳でもありません。

ただし、言葉の響きとして、どうしても悪巧みに聞こえてしまう為、それではない場合には、「偽造」ではなく、「似たものを作った」などと言い換えた方がいいでしょう。

まとめ

まとめ

「偽装」「偽造」は、このような言葉になります。

「偽装」も、「○○のように偽装してみた」のように、それほど悪いことにはならない使い方をする場合もありますが、「偽」という言葉が入るだけに、これらはあまり使わないに越したことはないでしょう。