この記事では、「期末手当」と「勤勉手当」の違いを分かりやすく説明していきます。
「期末手当」とは?
「期末手当」とは、年末、夏期などに、正規の給与以外に特別に与えられる賞与金のことを言います。
「ボーナス」と同じ意味となります。
もともとの意味としては、能率給の制度において標準以上の成果を出した人に対して、支払われた賃金の「割り増し分」ということになります。
つまり必ずしも払われるわけではないということになります。
「うちの会社は期末手当などない」「業績が悪化したら期末手当は減る」などと使います。
「勤勉手当」とは?
「勤勉手当」とは、公務員に、6月、12月に支給される手当のことを言います。
つまり、民間の会社に使う言葉ではありません。
支給額は算出方法が決められています。
わかりやすく例えるならば「勤勉手当は公務員のボーナス」ということになります。
「期末手当」と「勤勉手当」の違い!
「期末手当」と「勤勉手当」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は、意味合いとして「ボーナス」といったことは共通しています。
ただ「期末手当」はもともと、能力給制度において、標準以上の成果を出した者に支払われた給料の「割り増し分」です。
もしも会社の業績が悪化した、勤務態度が悪いなどがありますと、「期末手当は〇〇%カット」「今期は期末手当はなし」といったこともありえるのです。
一方で「勤勉手当」ですが、こちらは公務員に支給される手当のことを言います。
「公務員のボーナス」と覚えておくとわかりやすいでしょうか。
こちらの場合も、金額の増減はありますし、勤務態度など成績率も関係しています。
とはいえ、公務員の場合は景気に関係なく支給されるといった印象が強いのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「期末手当」と「勤勉手当」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
内容的には「ボーナス」といった共通点はありますが、「勤勉手当」は公務員に使われる言葉であることを覚えておいてください。
意味を正しく理解して、使い分けるようにしましょう。