「工業」と「興業」の違いとは?分かりやすく解釈

「工業」と「興業」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「工業」「興業」の違いを分かりやすく説明していきます。

「工業」とは?

「工業」とは?

「工業」とは、元になる材料から形のある製品を作ること、またはそのような産業に対して使う言葉です。

よって、「○○工業」という社名の会社は、そういった業務内容だと考えてまず間違いありません。

そういった技術が学べる高校には、「○○工業高校」と付いていることが多く、主に金属系の加工によって行うことの表現で、木材だけを扱っている場合には、あまりこの「工業」とは表現しません。

「興業」とは?

「興業」とは?

こちらの「興業」は、産業や事業を興す(おこす)ことの表現になります。

「あの会社は、近年興業した業界では新参メーカーだ」のような使い方になる言葉で、事業を起こすという意味になる「起業」と近い言葉だと考えることができます。

ですが、そちらの「起業」は、単に事業を起こすという意味なのに対し、「興業」は、それなりの規模の企業の立ち上げ、及びそれに伴う各種のプロモーションなども含んだ解釈になります。

個人事業や数人程度の規模の会社であれば、「興業」と使うのは大袈裟になってしまう為、「起業」の方が向いています。

「工業」と「興業」の違い

「工業」と「興業」の違い

「工業」「興業」の違いを、分かりやすく解説します。

これらは読み方が一緒ですが、「工業」は、製品の製造やそのような業務内容に対して使われる言葉で、「興業」の方は、産業や事業自体を興すことの表現です。

比較的大きな会社の歴史を振り返る時に、「興業は1950年」などと使われることがあり、そのような使い方も多く見られます。

まとめ

まとめ

「工業」「興業」は、このような違いになります。

読み方こそ一緒の言葉同士ですが、意味は全く異なる為、パソコンなどでの変換ミスには注意してください。

尚、「興行」という同音異義語も存在し、こちらはスポーツや演芸のイベントを催すことで、先の2つとはまた意味が異なる紛らわしい言葉です。