この記事では、「ses」と「派遣」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ses」とは?
「ses」とは、システムに関する業務の為に、エンジニアを常駐させるサービスのことです。
“System Engineering Service”を略した言葉で、運用の場合には、システムの提供会社がオプションとして用意していることがあり、このサービスが専門の会社も多く存在します。
後者の場合には、対応できる内容と、どのような開発や運用を希望するのかといった点が合えば、システムやメーカーなどは特に問わず対応してもらうことができます。
「派遣」とは?
「派遣」とは、その会社自体で雇用する訳ではなく、別の会社から特定の業務の為に来てもらう、またはそのような形態で仕事をすることの表現になります。
「派遣会社」と呼ばれる会社にそのような働き方をする為に登録すると、「派遣先」の会社が紹介されます。
この場合、所属としては派遣会社になりますが、勤務先は派遣先となるという具合です。
その業務が期間限定のものであれば、それが終わるまで、特にそうではなく、期間の限定はない(それでも、「派遣」として雇うことができるのは、法律上最長3年までです)といったように、雇用期間についてはまちまちです。
また、そういった派遣契約という訳ではなく、一定期間だけ特別に来てもらっているという場合にも、「○○から派遣されてきている人だ」のように使うことができる言葉です。
「ses」と「派遣」の違い
「ses」と「派遣」の違いを、分かりやすく解説します。
「ses」は、システムに絡んだ「派遣」のことだと考えてください。
つまり、仕事内容がシステムの開発だったり、その運用などの管理業務であれば、「ses」だと表現することができます。
ただし、一般的な「派遣」の場合、多くは派遣会社から来てもらうことになるのに対し、「ses」では、導入しているシステムの販売会社やそのようなサービスが専門の会社からの「派遣」になることがほとんどで、「派遣社員」という呼び方にはなりません。
期間が長くなる場合でも、勤務形態としては先に挙げた一定期間だけ来てもらっている形で、「ses」は、そのようなサービスだという意味の言葉です。
まとめ
「ses」と「派遣」は、このような違いになります。
「ses」は、「派遣」のような形態になりますが、あくまでサービス名だと覚えておいてください。