「忙しい」と「充実している」の違いとは?分かりやすく解釈

「忙しい」と「充実している」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「忙しい」「充実している」の違いを分かりやすく説明していきます。

「忙しい」とは?

「忙しい」とは?

「忙しい」には2つの意味があります。

ひとつは、多くの用事急き立てられるような状態で余裕がないです。

あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、といった状態を意味します。

飲食店のことで説明をします。

お昼時になると昼食を食べるために多くの人が店にやってきます。

さっきまではやることがほとんどなかったのに、客が多くやってくると、客を席に案内する、注文を取る、できた料理を運ぶ、テーブルを片付ける、会計をするなど、やらなければならないことが増えます。

どれもやる必要のあるもので、面倒だから、手が回らないからなどの理由でやらずに済むものではありません。

すべきことがたくさんあり、休んでいる暇がない状態です。

この状態を意味する言葉になります。

もう一つの意味は、せかせかしていて安定した状態ではないです。

飛行場のことで説明をします。

この飛行場には、いつもたくさんの飛行機がやってきて、飛び立っていきます。

さっき飛行機が飛んで行ったかと思ったら、次に別の飛行機がやってきて、また別の飛行機が飛び立つといった状態です。

絶え間なく飛行機が離着陸しているのです。

止まっているということがありません。

この状態を「忙しく飛行機が離着陸する」といいます。

「忙しい」の使い方

やらなければならないことがたくさんあり、ゆっくりしている暇などない状態を指して使用します。

「充実している」とは?

「充実している」とは?

必要なものが十分にある状態、生活が満ちている状態のことです。

ある施設のことで説明をします。

この施設には、トイレ、飲食店、休憩所、案内所など、利用者にとって必要なものがすべてそろっています。

トイレは各フロアにあり、飲食店は和・洋・中とそろっており、休憩所は広々としていていくつもの場所に設けられています。

必要なものが不足することなくあり、「充実している」といえます。

今度は生活のことで説明をします。

ある人は子供がおり、その子供は特別な問題はなく元気に成長しており、夫婦仲がよく、収入は生活するだけの量が十分あります。

そして、趣味を楽しんでいて精神的にも満たされている状態です。

この人の生活は「充実している」といえるでしょう。

「充実している」の使い方

必要なものがそろっている状態を指して使用します。

物質についても、精神面についても使うことが可能です。

「忙しい」と「充実している」の違い

「忙しい」と「充実している」の違い

「忙しい」は多くの用事に急き立てられるような暇がない状態を意味します。

「充実している」は満たされている状態です。

やるべきことがあっても、それに急き立てられているのではなく、休む時間はあります。

「忙しい」の例文

「忙しい」の例文

・『この時間帯は忙しい』
・『忙しいが口癖』

「充実している」の例文

「充実している」の例文

・『毎日が充実している』
・『私の生活は充実している』

まとめ

まとめ

一方は暇がない状態、もう一方は満たされている状態で、意味が異なります。