みなさんはエア工具に「常圧」と「高圧」という種類があることをご存知でしょうか?
そこでこの記事では、エア工具の「常圧」と「高圧」の違いを分かりやすく説明していきます。
エア工具の「常圧」とは?
エア工具の「常圧」とは「エアーコンプレッサーの気圧が4~8気圧程度のこと」を指しています。
エア工具である「常圧」のエアコンプレッサーの一番大きなメリットとしては、価格が比較的にリーズナブルな点が挙げられます。
「常圧」用の工具はおおよそ数万円程度のためにDIYを趣味にしている人にとっては購入しやすい工具となっているのです。
「常圧」用エアコンプレッサーはボディが大きくて、30kg程度の重さのものもあり、稼動音が大きいために住宅街で使うためには、若干問題となることも。
騒音に問題がない環境でできるだけ費用を抑えながら、本格的にDIYに取り組みたい人におすすめのエア工具と言っていいでしょう。
エア工具の「高圧」とは?
エア工具の「高圧」とは「エアーコンプレッサーの気圧が20~?25気圧のこと」を指しています。
「高圧」用の新品になると、価格が10万円以上になるので、DIYで使用する場合はかなりハードルが掛かってしまう点がデメリットになるケースが少なくありません。
一方でプロが使用する場合、シビアな環境が求められるので「高圧」用のエア工具が必須となっていくのです。
現場では太目の釘を使用するために高圧用のエア工具でないと、仕事効率が非常に悪くなってしまうと言ってもいいでしょう。
エア工具の「常圧」と「高圧」の違い
ここでエア工具の「常圧」と「高圧」の違いを見て行くことにいたしましょう。
どのような違いがあるのでしょうか?「常圧」のエア工具の場合は、気圧がおおよそ0. 39MPa~0. 83MPa、もしくは4kgf/cm2~8. 5kgf/cm2の範囲内で設定されています。
一方の「高圧」のエア工具の気圧は1. 2MPa~2. 3MPa、もしくは12kgf/cm2~23kgf/cm2に設定されている点が異なっています。
また「常圧」と「高圧」の見分け方としては、差込口のチャックの形状が異なっており、「常圧」は太目で「高圧」は細目となっているのです。
エア工具の「常圧」の例文
ここでエア工具の「常圧」の例文を見て行くことにいたしましょう。
どのような使い方が考えられるでしょうか?
・『建築現場では、釘打ち作業が欠かせませんが、実際には空気の力で動作するエア工具が必要となるものの、工具の初心者は常圧工具で問題ないでしょう』
・『常圧の工具は価格が高いが、プロの作業者が使うためには欠かすことができないものです』
エア工具の「高圧」の例文
続いてエア工具の「高圧」の例文について見て行くことにいたしましょう。
この言葉の具体的な使い方としては、以下のような文章が挙げられます。
・『現場での釘打ち作業では、高圧のエアコンプレッサーが必須と言ってもいいでしょう。太くて長い釘は高圧用工具でないと打ち込むことができないために、高圧用を揃えておくべきです』
・『タッカーで打ち込むステープルという釘は、ホチキスの芯のようにコの字型に曲がった釘なので。どうして高圧工具が必要になってくる』
まとめ
ここまでエア工具の「常圧」と「高圧」の違いを説明してきました。
DIYを趣味にされている方は両者の違いをよく理解しておくことが大切です。