「伸ばす」と「延ばす」の違いとは?分かりやすく解釈

「伸ばす」と「延ばす」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「伸ばす」「延ばす」の違いを分かりやすく説明していきます。

「伸ばす」とは?

「伸ばす」とは?

「伸ばす」「のばす」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「あるものの長さが長くなる」という意味で、引っ張ったり真っすぐにして長くすることです。

2つ目は「厚みのあるものを押して平たくする」という意味で、練り物などまとまっているものを押し広げることです。

3つ目は「濃度を薄める」という意味で、他のものを加えて希釈することです。

4つ目は「勢力を増大させる」という意味で、力や勢いを盛んにして規模を大きくすることです。

5つ目は「相手を気絶させる」という意味で、殴ったり叩いたりして気を失わせることです。

上記に共通するのは「長く広げる」という意味です。

「伸ばす」の使い方

「伸ばす」「あるものの長さが長くなる」「厚みのあるものを押して平たくする」「濃度を薄める」「勢力を増大させる」「相手を気絶させる」という意味で使われます。

動詞として「伸ばす・伸ばした」と使われたり、副詞として「伸ばして使う」などと使われます。

基本的に、あるものの丈を長くすることや、現在の状態を広げることに使われる言葉です。

「延ばす」とは?

「延ばす」とは?

「延ばす」「のばす」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「時間を当初より先に変更する」という意味で、ある時刻よりも遅らせることです。

2つ目は「ものごとの期間を当初より先に変更する」という意味で、ある定められた日にちの範囲よりも幅を持たせることです。

3つ目は「ある物に別の物を付け加えて長くすること」という意味で、現在ある物に別の物を新たに付け加えて全体的に長くすることです。

上記に共通するのは「付け加える」という意味です。

「延ばす」の使い方

「延ばす」「時間を当初より先に変更する」「ものごとの期間を当初より先に変更する」「ある物に別の物を付け加えて長くすること」という意味で使われます。

動詞として「延ばす・延ばした」と使われたり、副詞として「締め切りを延ばしてもらう」などと使われます。

基本的に、時間や空間を遅らせることや、付け加えて全体を長くすることに使われる言葉です。

「伸ばす」と「延ばす」の違い

「伸ばす」と「延ばす」の違い

「伸ばす」「あるものの丈を長くすること」「現在の状態を広げること」という意味です。

「延ばす」「時間を遅らせること」「付け加えて全体を長くすること」という意味です。

「伸ばす」の例文

「伸ばす」の例文

・『寸法を測る為に巻き尺を伸ばす』
・『顔をマッサージしながらしわを伸ばす』
・『そばを伸ばしてから切る』
・『個性を伸ばす教育を心がける』

「延ばす」の例文

「延ばす」の例文

・『来週いっぱいまで期限を延ばす』
・『緊急事態宣言期間を更に2週間延ばす』
・『ビザが下りず出発日を延ばす』
・『鉄道を更に延ばす』

まとめ

まとめ

今回は「伸ばす」「延ばす」について紹介しました。

「伸ばす」「長くする」「広げる」「延ばす」「時間を遅らせる」「付け加える」と覚えておきましょう。