お笑いの「R-1」と「M-1」の違いとは?分かりやすく解釈

お笑いの「R-1」と「M-1」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「R-1」「M-1」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「R-1」とは?

「R-1」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「R-1」は、「あーるわん」と読みます。

「R-1」は、「R-1グランプリ」の略語で、「ピン芸人ナンバーワンを決めるコンクール」という意味があります。

一人芸で誰が面白いのかを決める大会であり、「R」「落語」が由来となっています。

古典落語は審査の対象に入りませんが、創作落語、モノマネ、漫談、一人コントなど、一人で見せられる芸なら、審査の対象になります。

また普段は漫才師やコント師として活動している場合でも、個人で出場することができます。

2020年までは、ベテランピン芸人が参加できる場だった「R-1」は、2021年にレギュレーションが変更されて、「予選開始時点で芸歴が11年に達していないこと」という参加条件ができ、若手ピン芸人の登竜門に変更されています。

「M-1」とは?

「M-1」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「M-1」「えむわん」と読みます。

「M-1」は、「M-1グランプリ」の略語で、「日本一の若手漫才師を決める大会」という意味があります。

「M」は、「漫才」の頭文字に由来しています。

2001年にスタートし、2010年に一度終了しましたが、2015年に復活しています。

もともとは、島田紳助氏が、漫才師をやめるきっかけをつくるという理由で企画された大会だったため、出場資格が結成から10年以内のコンビと決められていました。

しかし、2015年に復活後は、出場資格が結成から15年に拡大され、実力が高いコンビが多くなり、レベルが上がったと見られています。

「とにかくおもしろい漫才」が審査基準で、どのような漫才を披露しても審査対象となります。

ただし、センターマイクを中心とした話芸主体の漫才が高く評価される場合が多く、小道具の使用は、コントとみなされて基本的に許されていません。

「R-1」と「M-1」の違い

「R-1」「M-1」の違いを、分かりやすく解説します。

「R-1」「ピン芸人ナンバーワンを決めるコンクール」という意味があります。

一方「M-1」は、「日本一の若手漫才師を決める大会」という意味があります。

このように、どちらもお笑い芸人向けのコンテストという共通の意味があります。

ただし、「R-1」は、ピン芸人のための大会で、「M-1」は漫才師のための大会という違いがあります。

また、レギュレーションは時代によって変わりますが、2021年の時点では、「R-1」「芸歴11年未満」なのに対して、「M-1」は、「コンビ結成15年以内」という違いがあります。

このように、お笑い芸人の大会がある時、ピン芸人の大会なら「R-1」を、漫才コンビの大会なら「M-1」と呼ぶようにしましょう。

まとめ

まとめ

「R-1」「M-1」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。