この記事では、「命題論理」と「述語論理」の違いを分かりやすく説明していきます。
論理にまつわる表現を覚えていきましょう。
「命題論理」とは?
命題論理(めいだいろんり)とは「かつ」や「または」そして「ならば」などの記号を用いて説明する論理のこと。
記号を使いながら、物事の真意を考える学問をあらわします。
命題論理のポイントは、正しいのか正しくはないのかということ。
つまり真か偽かを指しています。
そのため、白黒はっきり導き出すのが命題論理の基本になります。
その性質から、抽象的なこと、見る人によって意見が分かれるものは命題論理にはなりません。
書かれている式から分かることを導き出して、誰もが納得できる答えを出していくのが命題論理になります。
ちなみに「命題倫理」の「命題」とは、ひとつの答えのこと。
逆をいえば、ひとつの答えしかないのが「命題論理」です。
「述語論理」とは?
述語論理(じゅつごろんり)とは、定数記号や関数記号を用いて、説明をおこなっていく論理のこと。
こちらも特定の記号をつかった、学問になります。
述語論理のポイントは、より広い視野で物事をみた考え方のこと。
そのため述語論理にまつわる文章を見ていると「すべての学生は~」や「世界には~が存在する」など、グローバルな記述を多く見かけます。
このとき述語論理では、主役の人が何をするのか、あるいは何をしたのかに着目します。
つまり「主語と述語を、きちんとおさえているか」が問われているのが述語倫理です。
述語論理では大きなものと小さなもの、2つの文章が出てきて最終的な答えを導き出していきます。
クリアするポイントは文章内の、主語と述語を正しくおさえていくことです。
「命題論理」と「述語論理」の違い
どちらも似ているので、間違えやすいです。
「命題論理」と「述語論理」の違いを、分かりやすく解説します。
・範囲を広げたものが「述語倫理」
「命題論理」と「述語論理」は慣れていないと、区別がしにくいです。
けれども日本語の意味をおさえていくと、正しくインプットしていけます。
まず「命題倫理」とは、命題がある倫理のこと。
命題とは、真または偽の判断ができる式です。
命題論理のポイントは嘘か本当のことか、正しく判定すること。
そのため取り上げる問題は、誰が見ても正しいと思えるもののみ限定されています。
ごく狭い範囲を取り上げたものが命題倫理です。
そして述語倫理は、命題倫理のできない所をカバーした、広い意味での学問です。
「述語倫理」の述語には「主語の性質をあらわすもの」という訳があります。
つまり主語と述語が何かを考えながら、性質を導き出していくのが述語倫理になります。
それぞれの基本的な考え方をマスターしておくと、問題を解くのが楽しくなります。
まとめ
「命題論理」と「述語論理」の違いを分かりやすくお伝えしました。
いずれも倫理をつたえる言葉です。
命題倫理とは記号をつかって、真偽を見つけていく学問です。
そして述語倫理は主語と述語の関係から、その性質を見つけていく学問です。
楽しみながら勉強していきましょう。