ロボットアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズには「ドム」と「リックドム」というモビルスーツが登場しますがどこが違うのでしょうか。
今回は、「ドム」と「リックドム」の違いについて解説します。
「ドム」とは?
「ドム」とは、「ガンダムシリーズに登場するジオン軍の陸戦用モビルスーツ」を意味する言葉です。
「ドム」はガンダムシリーズの第一作「機動戦士ガンダム」に登場する的モビルスーツです。
ガンダムシリーズでは人が乗り込む巨大ロボット兵器を総称して「モビルスーツ」とよんでいます。
劇中には敵味方合わせてさまざまなタイプのモビルスーツが登場しますが「ドム」は主人公と敵対するジオン公国軍が地球用に開発した陸戦型モビルスーツです。
ジオン軍の主力モビルスーツである「ザク」と比べるとどっしりしたか体格を持つ「ドム」は陸上での移動速度に重点が置かれホバー移動を採用しています。
地面をすべるように移動できるホバーの採用によりザクをはるかに上回る機動力が実現した「ドム」は劇中においてルウム戦役で戦果を上げたエース小隊「黒い三連星」の乗機として登場します。
ホバーのスピードと強化された走行による高い防御力に加え抜群の連携で3機の「ドム」は主人公安室の乗るガンダムを大いに苦しめました。
拡散ビーム砲やジャイアントバズなど強力な武装と相まって重厚な鎧武者のような印象を与える名モビルスーツとして印象を残しています。
「ドム」の使い方
・『ドムは陸上の移動速度に強みを持つ』
・『ドムの武装は強力だが命中率は低い』
・『連携を崩せばドムと言えどもあっけなく倒されてしまう』
・『強力なモビルスーツとして戦果を上げたドムだが量産には至らなかった』
「リックドム」とは?
「リックドム」とは、「ドムをベースに開発された宇宙用モビルスーツ」を指します。
「機動戦士ガンダム」の劇中で「リックドム」はジオン軍の宇宙部隊コンスコン隊の主力モビルスーツとして登場します。
元々は陸戦用として開発されたドムですがその高い基本性能が評価され宇宙用に改修され実践に配備されました。
宇宙用モビルスーツとしてはザクが改修される予定でしたが新型の開発が遅れたことにより急きょドムの改修計画が勧められ誕生したのが「リックドム」です。
急増に近い形で作られた「リックドム」ですが元々のスペックが高かったこともありバランスのとれた完成度の高いモビルスーツに仕上がります。
外見こそ「ドム」に似ていますが宇宙用への改修により運用面ではまったくの別物となっています。
「リックドム」の使い方
・『12機のリックドムがわずか3分で全滅した』
・『ガンダム相手にリックドムでは力不足だ』
・『新型ザクの代わりとしてリックドムは十分過ぎる性能を有している』
・『リックドムは生産性の高さが魅力のひとつだ』
「ドム」と「リックドム」の違い
「ドム」と「リックドム」の違いは「運用する戦場」です。
「ドム」が地上戦用のモビルスーツであるのに対し「リックドム」は宇宙戦用のモビルスーツです。
「ドム」には地上移動用のホバーが装備されていますが「リックドム」は各部にバーニアスラスターが装備されているという推進機関に違いがあります。
まとめ
「ドム」と「リックドム」は外見こそ似ているものの運用面ではまったく違うモビルスーツです。
兄弟機であり共通部品も使用されていますが兵器としては大きな違いのあるモビルスーツなので混同しないでください。