『鬼滅の刃』の中でも人気キャラクターである我妻善逸がつかう技についてご紹介します。
実は彼は2つの技しか使わないのです。
この記事では「壱ノ型・霹靂一閃」と「漆の型・火雷神」の違いを分かりやすく説明していきます。
「壱ノ型・霹靂一閃」とは
雷の呼吸の中でも初めの型に位置するのがこの『壱ノ型・霹靂一閃』(いちのかた・へきれきいっせん)です。
コミックス3巻の134ページ目で初めて我妻善逸が見せました。
技の内容は高速の抜刀術であり、納刀した状態で深く腰を落として構え、初期は口から溜めたような重い呼吸を『シィィィ』と漏らしながら直線に踏み込んで技を繰り出していました。
作中初めてこの技が繰り出された時には鬼は微動だにできずに首を切り落とされています。
我妻善逸ができる唯一の型でありますが、物語が進むにつれて、応用技の六連という技で那田蜘蛛山の鬼一家である兄の首を手負いながらも跳ね飛ばしています。
さらに上弦の陸・堕姫との死闘ではなんと八連を繰り出して苦しめました。
六連と八連は直線に動くのではなく、一撃毎に角度を変えて多角的に攻撃を繰り出すことができ、連撃という意味以外にも高速故に直線的な行動しかできないという弱点をカバーする意味で使われています。
また、この堕姫との闘いではなんと『神速』というさらにスピードを上げた応用技を使っています。
これは一日に2回しか発動できず、足に尋常ではない負担をかけてしまう諸刃の技です。
鬼舞辻無惨との最終決戦でもこの技を繰り出しています。
「漆の型・火雷神」とは
もともと善逸は『壱の型・霹靂一閃』しか使えませんでしたが、そんな彼が自ら編み出した技が『漆の型・火雷神』(しちのかた・ほのいかづちのかみ)です。
コミックス17巻61~62ページの見開きで初登場しており、この技でかつての兄弟子であり、上弦の月の陸になってしまった獪岳を屠っています。
その内容は超神速の抜刀術であり、発動時には雷の竜を纏い攻撃を繰り出します。
上弦の月の目をもってしても『見えなかった!!』『速すぎる』と言わせるほどの超神速であり、本当はこの技で獪岳と肩を並べて鬼と戦いたかったというセリフを残しています。
いつもおちゃらけているヘタレキャラとは裏腹に善逸の血のにじむ様な努力が垣間見える技でもあります。
無惨との最終決戦でもこの技を使っており、『霹靂一閃神速』を使った後にこの技を繰り出してダメージを与えています。
「壱ノ型・霹靂一閃」と「漆の型・火雷神」の違い
この二つは『代々伝えられてきた雷の呼吸の型の一つ』か『善逸オリジナルの技』かで区別をつけることができます。
もう少し違う角度から見ると『応用可能な型』か『一つのバリエーションでしか攻撃ができない型』かという見方もあります。
実は議論が分かれるところなのが『漆の型・火雷神』と『霹靂一閃神速』どちらが強いかなのですが、この理由として作中では『神速』の発動できる回数があることでした。
しかし実際には『漆の型・火雷神』が善逸が繰り出すことのできる最も強い技となっています。
まとめ
如何でしたでしょうか。
大人気の『鬼滅の刃』の中でも不器用でおちゃらけたキャラクターである我妻善逸。
雷の呼吸の継承者であるにも関わらず繰り出せるのは『壱の型』だけというなんだか頼りないものでしたが、一つの技を昇華させてさらに自分の型まで作り上げる努力の天才であることもお分かりいただけたのではないでしょうか。
彼以外にも魅力的なキャラクターの多い作品ですので、是非コミックスやアニメを見直してみるのも面白いかもしれません。