この記事では、「プラモデル」と「模型」の違いを分かりやすく説明していきます。
「プラモデル」とは?
プラスチックモデルの略称で、「プラモデル」で商標登録されています。
プラスチックの部品を組み合わせて作る模型を指します。
日本の玩具・模型メーカーであるマルサンが商標登録をしたため、他社は「プラ模型」「プラスチックモデル」などの名を使っていました。
商標権は1974年に三ツ星商店に売却され、1975年に日本プラスチックモデル工業協同組合に譲り渡されています。
この言葉が指すものは、素材がプラスチックでできており、組み立て式になっています。
一般的なプラスチックモデル店で売られているものを指すことが多く、菓子に付属している玩具や鉄道模型とは区別されています。
製品は組み立ての説明書とともに箱などの中に入っています。
組み立てるためには、つながっている部品を切るための道具、接着するための道具などが必要です。
できあがる模型はさまざまで、航空機、ロケット、宇宙船、自動車、動物、箱庭などがあります。
「プラモデル」の使い方
プラスチック製の組み立て式の模型を指して使用する言葉です。
「模型」とは?
「模型」には2つの意味があります。
ひとつは、実物に似せて作られたものです。
見た目は実物に似ていますが、大きさは実物と異なる場合があります。
これは、さまざまな目的に使用されています。
学術的なものは、博物館で展示されたり、研究の際に使用したり、教育の現場で使用されていたりします。
たとえば、土器を復元したもの、宇宙空間を示したもの、DNAのらせん構造を示したものなどがあります。
商業用のものには、キャラクターを店頭に飾るためや、商品として販売する、商品のおまけとして付属するなどに使われています。
ただ所有することを目的に作られたものもあります。
たとえば、モデルガン、鉄道模型、ミニカーなどがこれにあたります。
こういったものは、完成した状態で販売されていることもあれば、購入者が組み立てるようになっているものもあります。
「模型」のもう一つの意味は鋳型です。
鋳造するためのもとになる型をいいます。
「模型」の使い方
実物に似せて作ったものを指して使用する言葉です。
「プラモデル」と「模型」の違い
どちらも実物に似せて作っているものですが、言葉の使い分けがされています。
「プラモデル」はプラスチック製で、自分で組み立てるようになっています。
「模型」には素材が何か意味に含まれていません。
自分で組み立てるものもあれば、すでに完成しているものもあります。
「プラモデル」の例文
・『プラモデルを組み立てる』
・『プラモデルが完成した』
・『プラモデルを購入する』
「模型」の例文
・『博物館に展示されている模型』
・『イメージキャラクターの模型』
・『模型を集めている』
まとめ
実物に似せて作られたものという点が似ていますが、素材や自分で作るのかという点に違いがあります。