「ブリキ」と「トタン」の違いとは?分かりやすく解釈

「ブリキ」と「トタン」の違い言葉・カタカナ語・言語

皆さんは「ブリキ」「トタン」がどのようなものかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「ブリキ」「トタン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ブリキ」とは?

「ブリキ」とは?

「ブリキ」「薄い鉄板にすずをメッキしたもの」を指しています。

漢字表記では「錻力」となるのですが、その語源を見ると、「薄い鉄板」という意味を持つオランダ語に由来しています。

鋼板をすずで表面を処理された表面処理鋼板なのです。

主に缶詰などで水分と接触している部材として利用されていますが、昔はおもちゃの主な材料でもありました。

「トタン」とは?

「トタン」とは?

「トタン」「亜鉛でメッキされた薄い鉄板」を指しています。

亜鉛めっき鋼板の中で、「トタン」は建築資材として使われています。

表面は亜鉛メッキで施された薄い鉄板ですが、亜鉛メッキ鋼板はコストがリーズナブルで耐食性にも優れていることから、建材や家電製品など幅広い分はで利用されているのです。

「ブリキ」と「トタン」の違い

「ブリキ」と「トタン」の違い

では、ここで「ブリキ」「トタン」の違いを整理してみましょう。

どのような違いがあるのでしょうか?
「ブリキ」は鉄の表面をスズでメッキしたもので、前述の通り、鉄で作られた玩具や缶詰加工などで用いられています。

片や「トタン」は鉄の表面を亜鉛でメッキされており、鉄の板で作られた屋根の加工などに利用されています。

「ブリキ」の例文

「ブリキ」の例文

では、ここで「ブリキ」の例文を見て行くことにしましょう。

どのようなものがあるでしょうか? ・『なあ、この前テレビで昔の古いおもちゃに高い値段が付いているのが放映されていたんだ。お前の持っているブリキをおもちゃでも、1体10万円はするみたいだぞ。オークションに出してみたらいいんじゃないか?』
・『ブリキでできた玩具って昔はよくあったよな。でも今のおもちゃって、プラスチックが塩ビのものばかりじゃない?僕らの子供の頃のものは何かレトロな感じのものばかりだったけど、それだけ温かみを感じたな』

「トタン」の例文

「トタン」の例文

次に「トタン」の例文を見ることにしましょう。

どのような文章になるでしょうか?
・『この地域じゃ冬になると雪深くなってしまうので、どの家もとトタン屋根が多いだ。そうでないよ雪かきも大変だしね。でも僕も歳をとってきたから、雪かき自体が大変だよ』
・『あの地域ってトタン板で仕切られてしまって、どんなふうになっているか見えないんだ。前の建物を壊してどんな施設を作るんだろう。ちょっと不安になってきた。以前も住民の反対運動があったからね』

まとめ

まとめ

ここまで「ブリキ」「トタン」の意味や違いを説明してきました。

「ブリキ」「トタン」ともに身近なものではありますが、実生活の会話の中で目にしたり、耳にすることはそんなに多くはないでしょう。

それだけでに今回の記事で意味を正しく理解して、適切な使い分けができるようにしておきたいものです。

普通では中々意識することがないだけに、少しこだわってみるのもいいかもしれません。