この記事では、「プレーリードッグ」と「ミーアキャット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「プレーリードッグ」とは?
リス科の哺乳類の動物です。
「プレーリードッグ」と呼ばれているものには、オグロプレーリードッグ、オジロプレーリードッグ、メキシコプレーリードッグなどがいます。
体長は30~40センチメートル、体重は1キログラムほどです。
四肢が短く、尾が短い体型をしています。
尾の長さは10センチメートル前後です。
生息地は種によって異なりますが、北アメリカ中央部などの開けた草原地帯に分布しています。
穴を掘って暮らす習性があり、穴の出入り口には立ち上がって見張りをするものがいます。
見張りが天敵を見つけたときには、「キャンキャン」という鳴き声で素早く仲間に知らせます。
天敵はコヨーテ、アナグマ、オオヤマネコ、タカ、ワシなどです。
食べものは、木の根、球根、木の実、樹皮、花などです。
季節によって咲く花や得られる木の実が異なり、季節にあわせて食べものを変えています。
食べるときには短い前足で食べものを持つような格好をします。
活発に活動する時間帯は朝と夕です。
日差しが強い昼間の活動は避けています。
一夫多妻で一回の出産で1~6匹ほど、普通は3~4匹ほどを産みます。
この動物は日本では動物園で見ることができます。
「プレーリードッグ」の使い方
リス科の哺乳類の一種を指して使用する言葉です。
オジロプレーリードッグ、メキシコプレーリードッグなどがいます。
「ミーアキャット」とは?
ジャコウネコ科の哺乳類です。
別名がスリタカです。
体長は25~31センチメートルほど、体重は600~950グラムほどです。
尾はやや長く、17~25センチメートルほどあります。
目の周囲は黒色をしています。
分布している地域はアフリカです。
石や岩などが多い荒れた土地に穴を掘って暮らしています。
巣の外で二本足で立つ姿を見ることができますが、これは天敵を警戒するためと、日光浴をするためです。
天敵となる動物は、タカ、大型のトカゲやヘビ、フクロウなどです。
食べものは昆虫、クモ、サソリ、多足類、爬虫類、鳥類、小型哺乳類、植物の茎、芽、根、果実などです。
さまざまなものを食べています。
出産は1回に2~5匹ほどを産みます。
群れで生活をしており、一組の優位なオスとメスのみが子を作ります。
それ以外のメンバーは授乳を手伝ったり、餌の取り方を教育したりします。
「ミーアキャット」の使い方
ジャコウネコ科の哺乳類を指して使用する言葉です。
「プレーリードッグ」と「ミーアキャット」の違い
二本足で立つ、穴を掘って暮らすというところが似ていますが、それぞれ別の動物です。
「プレーリードッグ」はリス科の哺乳類で、「ミーアキャット」はジャコウネコ科の哺乳類です。
まとめ
二本足で立つことや、穴を掘って暮らすことが似ていますが、2つのものは別の動物です。